昼の時間ー風丸目線ー ページ12
「…氷浦、雨宮。どうしたんだ？」
会議終了から時間が経ったにも関わらず
教会に姿を現したのは伊那国の2人だった
なんとか心を落ち着かせようと
人気の無い場所を求めていた俺は
突如現れた2つの人影に驚きを隠せずに声をかける
「会議ならとっくに終わったぞ」
「風丸さんこそ…」
並んで座る2人から
少し距離を取って腰を下ろした俺は
ぼんやりとステンドグラスを眺める2人の真意を
知ることになるのだった
「俺は少し落ち着きたくてな」
「俺もです。誰かと顔を合わせると、どうしても疑ってしまったり…。そんな自分が嫌なんです」
氷浦は本当に素直で穢れ知らずだな
人を疑う心は時として不可欠だというのに
一方の雨宮は
美しく彩られた窓硝子を見上げるだけ
…いや、何処か遠くを見ているような気がした
「雨宮、大丈夫か？」
「…不動さんに申し訳ないことをしてしまいました。全部自分の憶測でしかないのに」
「…ま、誰かがやらなきゃ進まないからな。たまたまその役割をお前が担ってくれたわけだ。でも気を付けろよ。お前の憶測が当たっていたとしたら、人狼が次にお前を狙う可能性はある」
「それに感しては大丈夫です」
妙な自信に満ちた雨宮
それは実力に裏付けられたものか
それともただの思い違いか
彼女はとんでもない一言を告げるのだった
「私、死にませんから」
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しろ(プロフ) - もちゃさん» 前作まで読んでくださったんですね！ありがとうございます。最後までお付き合いいただければ幸いです〜！！ (2021年1月22日 18時) (
レス) id: b4067e14bd (このIDを非表示/違反報告)
もちゃ - 前作のもの全部読みました！ 夢主ちゃんのちょっと悪女っぷりが、良かったです！ 更新頑張ってください (2021年1月22日 7時) (レス) id: d4957ad8a3 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ好き - ネコさん» 言いたかった事と意味が違っていたらごめんなさい (2020年4月7日 14時) (レス) id: 573d988362 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ好き - ネコさん» 分かります これの一星君（黒×甘い感じ）がめっちゃ好きです (2020年4月6日 14時) (レス) id: 573d988362 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 更新頑張ってください！ (2019年12月17日 20時) (レス) id: d9ca8b4073 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2019年1月10日 0時
