＊ショートケーキ２１ ページ22
風丸目線
＊＊＊＊＊＊
「緑川…っ！」
広いキャンパス内を駆け回り
緑川を見つけたのは奥にあるカフェテリア
カウンター席に１人で座っていた緑川に
Aさんは、と尋ねる
「…帰っちゃった、かな」
「かなって…どういうことだよ」
歯切れの悪い緑川に思わず詰め寄ると
(何があったんだよ…っ)
今にも泣き出しそうな表情で
緑川は静かに微笑んだ
「風丸、俺ね」
"もうAさんには会えないんだ"
緑川の言葉に
俺は目を大きく見開く
「何で、そんなこと」
上手く言葉が出てこない
緑川は力なく笑うと
何があったのかを話してくれた
「…お前も聞いたのか」
「俺の場合は聞いちゃった、だけどね」
「どう思った？」
「えっ？」
緑川はうーん、と首を傾げながらも
真っ直ぐに俺を見る
「正直、行ってほしくないよ」
でも、と付け加えた緑川は
今まで見たことのない程力強く笑った
「でもさ、好きなら応援しなきゃ」
「…そうだよな」
つられて笑った俺に
緑川は口を尖らせる
「風丸さぁ…やっぱり好きだったんだね」
しまった、と思ったってもう遅かった
俺は渋々頷いて
ごめんな、と手を合わせる
「分かってたけどね！じゃあ…」
緑川はすっと片手を差し伸べる
首を傾げる俺に
もー、と頬を膨らませる緑川
「正々堂々、頑張ろうね」
「緑川…」
俺はその手を握り返す
緑川の笑顔が
最高に眩しく見えた
最後まで全力で走りたいんだ、俺は
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かずは(クロロ♭)(プロフ) - はいっ^ ^出来るの待ってます♪( ´▽｀) (2016年12月25日 0時) (
レス) id: 415bc6e938 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - かずは(クロロ♭)さん» ありがとうございます！リクエスト頂いたシュウくん、お待たせしました！ (2016年12月24日 21時) (レス) id: ce9889e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
かずは(クロロ♭)(プロフ) - 小説の完成おめでとうございます♪( ´▽｀)次回の作品も見せていただきます^ ^しろさんの作品がとても大好きです。次回作が楽しみで仕方がないですえ (2016年12月24日 16時) (レス) id: 415bc6e938 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - クロロ♭さん» 私の中ではまだタツヤくんが浸透してなくてヒロトって言っちゃいます！笑 (2016年12月15日 19時) (レス) id: ce9889e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
クロロ♭ - そうですよね！晴矢と風介、ヒロトとリュウジいいですよね♪ でも、ヒロトがタツヤに変わっていたのか凄い謎ですよね><私も雷門よりも他中の子たちの方がすきです“∀” (2016年12月15日 19時) (レス) id: 36aae86aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2016年9月2日 12時
