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「…翔さん、不可解な死体が上がった。調査を依頼したいんだけど」
「あーはいはい…って、何で俺が依頼受付までしてんの！所長！大野所長！いい加減に仕事しなさいよあなた！」
「zzz……」
「しょーちゃん、おーちゃん寝てるよ」
「…………」
あまりにも不憫な櫻井のなで肩を、松本が慰めるようにポンと叩いた。
「……死亡したのは30代男性。どうも様子がおかしくてさ、知恵を貸して欲しいんだ」
お昼寝タイムに突入してしまった所長をほっぽって、櫻井・相葉・松本が資料を囲んで額を付き合わせる。
「おかしいとな？」
「死因は首を絞められたことによる窒息死なんだけど…。遺体から水分がほとんど検出されなかったらしい」
「うーげー…」
相葉が顔をしかめるのも無理はない。
現場で撮られたと思われる遺体の写真、まるでミイラのように干からびていたのだ。
「死亡推定時刻は昨日深夜。自然にここまで干からびるのはおかしいだろ」
「確かにな…」
「おかしいのはそれだけじゃない。足首がくくられて吊るされた状態で発見された」
「それは…不自然だな」
「おそらく、警察の管轄外だと思う。…おそらくドーパントだろ」
ドーパント。ここ最近、風都を震撼させるモンスターの総称。
モンスターと言えど、元は人間である。
闇組織が売買するアイテムを使用することで超人的な力を発揮することができるのだが。
人間の心や倫理観などが薄れ、凶暴性だけが増強されるため、使用者が暴走して街を襲う事件が激増している。
――対抗できるのが。
このドーパント関連の事件を扱う特殊課に唯一所属する松本。
そして大野探偵事務所の面々、という訳だ。
「にのに検索頼みたいんだけど」
「あー、終わってるといいけどなぁ…」
相葉がひょいと立ち上がると、事務所からガレージに続く扉を少し開けた。
隙間から覗く為に、トーテムポールのように三人縦に並ぶ。
薄暗いガレージに備え付けられた大きなホワイトボードに、一心不乱に何か書き込む華奢な後ろ姿。
ホワイトボードを滑るペンのきゅ、きゅ、という音と、時折ページのめくられる音が響く。
この探偵事務所に所属するもうひとりの探偵、『にの』こと二宮和也である。
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涼歌(プロフ) - にのかさん» にのかさーん^^コメありがとうございます♪私も実際あったらマジで欲しいです(笑) (2013年7月28日 12時) (
レス) id: 9b61db4220 (このIDを非表示/違反報告)
涼歌(プロフ) - manamoさん» manamoさんお久しぶりです〜^^こちらにもコメありがとうございます♪某仮面ライダーネタ楽しくて仕方なかった記憶があります(笑)妄想は膨らむのですがまだ文にならなくて;お待たせしておりますが、未完だともやっとするのでそのうち完結できればと思います〜^^ (2013年7月28日 12時) (レス) id: 9b61db4220 (このIDを非表示/違反報告)
にのか(プロフ) - このお話好きだぁ♪にの、すっごく嬉しかっただろうな♪ (2013年7月27日 23時) (レス) id: 44be2f347f (このIDを非表示/違反報告)
manamo(プロフ) - こんにちは！いつも涼歌さんの作品拝見しています^^ところで、こちらにある某仮面ライダーパロなのですが、ちょうど某笑顔動画サイトで同じ趣旨のものを見たこともあり、ツボにはまりました！またいつか更新、完結していただけるとうれしいです！ (2013年7月27日 23時) (レス) id: e13d551cc7 (このIDを非表示/違反報告)
涼歌(プロフ) - 6さん» 6さん^^拙いお話でしたが、少しでも光ってくれてますか？(汗)書いていてすっごく楽しかったです♪メッセもお返事させていただきますのでもう少しお待ちください^^ (2013年7月4日 9時) (レス) id: c9edb23143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼歌
作成日時：2013年6月5日 12時
