私を輝かせる要素｡2【KZ】

Sixteen ページ19

Version 彩
￣￣￣￣￣
スタッフ：立川さん、KAITOさんお疲れ様でした！！


彩：ありがとうございました！

KAITO：お疲れ様でした！！


私達キャストや、スタッフさんなど関係者が皆集まり感謝を述べる


凄くアットホームな雰囲気でこれからの撮影が楽しみになった


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翌日。


城田：立川さん！PV見たよ

彩：そうなんだ、ありがとう。


いつも通り塩対応でかわそうとするが、今日は無理だった


城田：ちょっと待って、話をしようよ。

彩：なんで？


城田：俺、そのオーディション受けようと思ってるんだよね

彩：へぇ。

城田：同級生のコネで受からせてくれない？立川さん最終の審査員もするんでしょ？


はぁ？

この人、何言ってるの…！？


彩：できるわけないでしょ！？そんなこと許されるとでも思ってるの！？


思わず感情的になってしまう

自分の大切な作品のオーディションをそんな軽く考えてほしくなんかなかった


城田：いいじゃん、芸能界ってこういうものでしょ？

彩：いくらあなたの言う芸能界が汚いものだったとしても私は嫌です


城田：困ったなぁ、君がそんなに強情張りだなんて。これで、どう？





ぐっ





いきなり強い力で腕を引かれて




気づいたらアイツの腕の中にいた





な、何がどうなってるの？？







カシャ






無機質なカメラ音が私の耳に響く






城田：よし、これでいいかな。

彩：…。い、今何したの、



城田：写真。大人気の立川美彩が男に抱かれてるいい写真だよー

彩：消して。今すぐ消して


城田：無理だよ、俺をオーディションで受からせるって言うまではね



「じゃあね〜」と軽く手を振りながら城田君は離れていった





どうすればいいの…？

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