ツンデレナルシストは好きを隠す【4】 ページ6
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『…別にどっちも似合うと思いますけど右の方が雰囲気はあってるんじゃないですか。
流行りも取り入れてるし結構好みそうだし。
というか俺店員じゃないですし、そんな気軽に話しかけないでくれませんか。』
無愛想なことを言ってしまったと思った時にはもう遅かった。
俺はハッとしてそらるさんとまふくんを見てみた。
しかし、俺が見たのは俺が想像していた顔なんかじゃなかった。
まふくんは少し衝撃を受けたような顔をしたけれどすぐに笑い、俺に近付いてきた。
そらるさんは相変わらずねむそうな雰囲気で俺の言った方のコートを吟味した。
(な、なに…?)
俺が不安になって後ずさっているとそらるさんは俺の言った方のコートを軽く羽織り、
sr「ん〜…確かに俺、右の方が好みかもしれないな。…似合う?」
と俺に聞いてきた。
正直言うとものすごく似合っていると思った。自分がいいといった服を自分の好きな人が来てくれていると思うとものすごく嬉しかった。
けれど、相変わらず俺の口は素直ではなくて、無愛想に
『…普通です』
と答えてしまった。
(もう、なんで俺の口はこうも素直じゃないんだよ…)
俺はリスナーらしくしたりとかそういうのがあまり得意ではなかった。
キャスとか見ててもコメントとか出来ないし、ただ見てるだけ。いつもそう。
俺は、好きな人に対しては昔からそうだった。無愛想に、嫌なことを言ってしまう上に結局何も出来ない。
けれど、こんなに好きになったのははじめてだったから。
俺以上にかっこいい人を見たのは、はじめてだったから。
リスナーになったのは最近だけれど、これから陰ながら見守っていこうと思っていた。
本当は、本当はものすごく会えて嬉しい。同じ店に来てて嬉しい。
なのに…この性格のせいで俺は…
俺がそんな風になっている気付かぬうちにまふくんが俺の顔を覗き込んできていた。
俺はまふくんと目が会った瞬間驚いてまふくんから距離を離した。
(こんな近くにいるなんて…
・・・
背高いし…すごいかっこいい…やっぱり、あの時と変わらないな)
するとまふくんはきょとんとし、俺の目を見つめてきてそして静かに聞いた。
mf「あの…リスナーさんですか?」
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駄作者(いや、口調が難しいです…間違っていたら教えていただけると嬉しいです!)
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あういえお - BL!! PINK! かーもんべいべー!! ...更新頑張ってください! (2019年7月24日 12時) (レス) id: 473868f78a (このIDを非表示/違反報告)
り こ(プロフ) - れおんさん» すみません、XYZで番外編を書こうと思うんですが何かどんな感じに書いて欲しいなどのリクエストはありますか? (2019年1月27日 22時) (レス) id: a9f1236a4e (このIDを非表示/違反報告)
り こ(プロフ) - れおんさん» 了解です!コメントありがとうございます!(*・ω・)*_ _)ペコリ はい、更新頑張りますので応援よろしくお願いします! (2019年1月26日 9時) (レス) id: a9f1236a4e (このIDを非表示/違反報告)
れおん - XYZメンバーだしてほしいです!更新頑張ってください! (2019年1月26日 9時) (レス) id: 6a02a5c532 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:り こ | 作成日時:2019年1月25日 21時