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僕をこの地獄から連れ出してくれたのは、下まつ毛が特徴的な彼。
『凛…！』
[｢返せ。これは俺のだ。｣]
『わぉ、英語話せるんだ。』
[｢…なんだこのガキ。Aが誰のだって？｣]
『そこじゃない。絶対にそこじゃないよ。』
ようやく解放されたと思ったら、今度は凛まで変なことを言い出した。というか、こいつらにとって僕はなんなんだ。玩具かなんかか？
[｢この試合はお前らにとってバイト感覚か？｣]
[｢あぁ、そうだぜ！遠征の合間の小銭稼ぎ以外にこんな施設に来る理由ねーだろ？ついでに、Aを頂いていくぜ。｣]
[｢ちょっと待て。Aをもらうのは俺だ。コイツに着物を着せて
[｢オイラもAが欲しい。Aに"ハラジュク"を案内してもらうんだから。可愛いオイラたちが組めば最強だよね。｣]
[『……ろくな理由がない…』]
腰に伸ばされた凛の手がぐるりとお腹を1周してガッチリホールドされた。僕が頭を抱えている隙に、凛は相当な怒りを溜め込んでいたようだ。背中にものすごい殺気を感じる。
[｢…言ってろよ、トップスター共が……｣]
『り、凛…？』
[｢ブッ潰してやるよ。今回の日本観光がトラウマになるくらいにな。｣]
(く、苦しい！！)
ギチギチと音を立てて僕のお腹を締め付ける凛の腕。宣戦布告するのは結構だが、僕が死んじゃう。流れ弾で死んじゃうから…！！
必死に耐えながら、なんとか助けてくれそうな人に合図を送る。そに気づいたルナが間に入る。
[｢はいはいそこまで。3人とも大人気ないよ。キミは、Aが潰れちゃうから力緩めてあげな。｣]
[『…ありがと、ルナ。』]
[｢お礼はデートでいいよ♪｣]
わざわざスペイン語でそう言ってきたルナは僕に向かってウィンクする。僕はそれを無視して凛の方を向いた。
『凛、落ち着け。あれはジョークだ。よくあるやつ。』
｢あ゛？あれがジョークだ？耳腐ってんのか？｣
『…ほんとによくあるんだよ！だからこれ以上は…』
[｢キミが糸師 凛だね？絵心から噂は聞いてるよ。｣]
｢あ？｣
[｢あの糸師冴の弟なんだって？レ・アールの下部組織で有名だったからね。彼は。｣]
『あ、バカ…！！』
[｢その弟ならきっとキミにもすごい才能がある。戦えるのを楽しみにしてたんだよ、俺。｣]
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すずは(プロフ) - 志希さん» コメントありがとうございます！原作との兼ね合いもあるので、また途中で停止してしまいますが、とりあえずキリのいい所までは頑張ろうと思っています。お楽しみに！！ (2月27日 21時) (
レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
志希(プロフ) - とても面白い作品です！続きが気になりすぎます( *´꒳`*)更新頑張ってください‼️ (2月27日 20時) (レス) @page6 id: 72017f3ec0 (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 続きがとても気になります！！更新楽しみに待ってます！ (6月14日 20時) (レス) @page1 id: b4cbcf9e4b (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - ちかさん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (5月18日 21時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - すごい面白いです！応援してます！ (5月18日 17時) (レス) id: 6418013ee0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずは | 作成日時：2023年5月16日 19時
