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聞き出した契約内容はこうだ。

プレイヤー1人につき、1億。追加報酬として1点決める事に100万もらえる。だが、1つでも負けたらそれはパー。



[『…なるほどな。』]

[「どう?少しはやる気になった?」]

[「キミ、それが狙いでしょ。」]

[「皆さんだって、こんなとこでお遊びしてるAと戦いたくなんてないでしょう?」]

[「当たり前だ。だが、A以外のメンバーがあれじゃあなぁ?」]

[「おい、さっきから聞いてりゃ…俺らはおまけか?」]

『凛、お前ちょっと黙ってろ。』

「!?」



粗末な扱いをされて、すかさず凛が文句を言おうとするが、僕はそれをいつものように許さなかった。

それがよっぽど効いたのか、凛はしょんぼりして黙ってしまった。潔先輩たちは何が起きたのか分からずオロオロしている。



「え、え?今なんて言ったの?A怒ってる?」

「…どうやら、アイツらの目的はAらしい。」



負けたらコイツらに散々練習とかその他諸々付き合わされるんだろうな。でも、このメンバーじゃどうやったって勝てっこない。僕が主軸にならなきゃ…でも…



『勝っても地獄、負けても地獄だな。』

「…A。」

『よし!決めた!!』



いつもより控えめに話しかけてきた凛の方を振り返って僕はとびきりの笑顔を向けた。



『僕、この試合本気で勝ちに行く。ついて来れないなら容赦なく置いていくから、そのつもりで。』



ついでに潔先輩たちにも意思表明をした。ロキたちにも、英語じゃないが伝わってるだろう。すると、潔先輩が近づいてきて、僕を見下ろした。



「…何当たり前のこと言ってんだよ。元からそのつもりだ。」

「何があったのかは分かんないけど、ついに勝ちたい試合になったんだね♪」

「オシャな五角形になろうじゃないか。」



僕の言葉の意味を本当に分かっているのだろうか?それとも、今までの僕とはさほど変わらないだろうと舐められているのか…どちらにせよ、そんな簡単な話ではない。

……ま、いっか。



『…凛は?』

「俺はお前も喰う。せいぜい気をつけるんだな。」

『おっけー、喰われないようにしとく。』



こんなチームでまともにサッカーができるなんて1ミリも思っていない。ただ、世界選抜相手に僕1人は厳しい。ちょっとした潤滑油くらいの働きをしてくれれば上出来だ。

試合が再開する。その瞬間……僕から一切の笑顔が消えた。

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すずは(プロフ) - 志希さん» コメントありがとうございます!原作との兼ね合いもあるので、また途中で停止してしまいますが、とりあえずキリのいい所までは頑張ろうと思っています。お楽しみに!! (2月27日 21時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
志希(プロフ) - とても面白い作品です!続きが気になりすぎます( *´꒳`*)更新頑張ってください‼️ (2月27日 20時) (レス) @page6 id: 72017f3ec0 (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 続きがとても気になります!!更新楽しみに待ってます! (6月14日 20時) (レス) @page1 id: b4cbcf9e4b (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - ちかさん» コメントありがとうございます!頑張ります!! (5月18日 21時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ちか(プロフ) - すごい面白いです!応援してます! (5月18日 17時) (レス) id: 6418013ee0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すずは | 作成日時:2023年5月16日 19時

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