ルドベキア

Rudbeckia　6 ページ6

涼「また、その子たち見てんの？」



瑞「…」





いつも通り、


授業の合間の休み時間に




この間liveで買ったパンフレットを


眺める





ちなみにこれは、観賞用で


家にはあと3枚あるんだけども。







そんな5人の美女に夢中な俺の耳に届いた


橋本の声




涼「ちょっとー


俺話しかけてるんだけど？



無視しないでー」





言葉の割に、


楽しそうな表情を


ちらりと見てまた視線をはーちゃんにうつす






はぁーーーー




かわいい。






男しかいないこの学校に


きらきらと輝く美女の笑顔





最近結構人気もでてきたらしくて


握手会も新しく見る顔がいっぱいあったりして



寂しくなってきたんだよなぁ





涼「ねぇ、いいよね？」




頭の中を彼女でいっぱいにしていたのに



いきなり響いてきた低い声






聞いてなかった…



なんてまっすぐな目には言えなくて





瑞「お、おう、」




涼「え、まじで？




じゃ、放課後待っててね！」





そういって席に戻っていった









え、まっておれ





あいつとなに約束したんだ？

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