ルドベキア

Rudbeckia　16 ページ16

涼「〜で、なんでそこいんの？って」


瑞「それは、はしもっちゃんがぼーっとしてたからでしょ、笑」


涼「瑞稀だって、ときどきぼーっとしてんじゃん！


てか、はーちゃんの写真見てるときとか…」


瑞「気軽にはーちゃんなんて呼ばないで」





「‥はーちゃんって、誰？」




瑞「あー、なんでもないよ



Aは？いまどこやってんの？学校」


「、えっとね」





何故か俺を真ん中に


3人で並んで帰っている状態





はしもっちゃんは相変わらずなバカ発言をしていて


ほとんどそれを返しているのは俺なんだけど




楽しそうにきらきらとした目で



はしもっちゃんを見るAをみているところから




この状況を楽しんではいるらしい






でも、


俺は気づいていて





今日はしもっちゃんと会ってから今まで



Aは俺のほうを全く見ていなくて


ずっとその視線ははしもっちゃんを捉えていること






それは、意識しての行動だってこと









「…じゃ、私ここだから」


涼「そうなんだ！


ばいばい、Aちゃん」


瑞「気を付けてね」

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