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みさちあ3 ページ47

宇「…優斗、」



優「お、来た来た



おいで、ここ」



そういって、中庭の


自分の腰掛けているベンチの隣のスペースを


ぽんぽんと叩く






言われるがままにそこに腰を下ろすと







優「俺さ、


実彩子と千晃の関係



めっちゃ羨ましいよ?」



宇「え、」


優「二人とも、


お互いのことが大好きでさ



二人でいても全然違和感ないし






だから、さ、






実彩子が何を言おうと


何を考えていようと





千晃は、受け止めてくれるんじゃねぇの?」







宇「…優斗、


なんで、」




優「千晃が、さ



昨日俺のとこきて









実彩子が、最近何か隠してる気がする、って





もう私は


実彩子の一番じゃないのかな、って







泣いたんだ」






いつもとは違う


優斗の真剣な表情








千晃、


そんなことを想ってたんだ







優「千晃の一番は、



ずっと実彩子だよ




それは、実彩子も


一緒でしょ?」









彼の言葉に、



コクン、っと頷くと







優「うん、



頑張れ、二人とも」



そういって


わたしの頭に手をポンと置いて






背を向けて去っていった









放課後、



千晃と二人で帰りの準備をする







伊「さっきさ、


ゆうぴと、なんの話してたの?」



宇「あぁ、


なんでも、ないよ」





千晃の話してた、


なんて言えなくて





自然と隠している自分がいる







伊「そ、っか









もう、何でもかんでも教えてくれないんだね」



宇「え、?」



伊「優斗には言えて、




私には、言えないこと?」








宇「ちが、そうじゃなくてっ!」



空気が、違う




なんだか、いつもの



千晃じゃない気がする







優斗が言っていたことは、



このことだったってこと…?







伊「じゃあ、教えてよ!




もう、実彩子の一番は







私じゃないの?」






違う、と思っているのに


言葉が思うように頭に浮かんでこない






宇「違うよ、







私の一番は、ずっと、ずっと、





千晃だけだよ









私、千晃のことが好き


友達としてじゃない、


恋愛感情のほうの、好き






わたしと、付き合ってください」





口から出たのは


私がずっと言いたかった言葉で









千晃の表情は


私の大好きな、ずっと見たかった笑顔だった

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みどりまん(プロフ) - ももせさん» AAAお好きなんですか?!やばい!!仲間!!!!嬉しいです!!! (2018年10月1日 17時) (レス) id: 62c1352e89 (このIDを非表示/違反報告)
ももせ(プロフ) - 大好きなHi Hi Jetsの小説に大好きなみさちあが出てきて嬉しいです! (2018年10月1日 14時) (レス) id: 1e358a7f8f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みどりまん | 作成日時:2018年9月26日 19時

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