だから、好きだよ。

みさちあ2 ページ46

伊「ね！実彩子好きなひといないの？」




私たちも普通の女子高生


恋バナなんて、甘いものと同じくらい好き





宇「えー、いないよ〜



そういう千晃は？」



伊「んー…


あんまり、よくわかんないんだよねぇ」








知ってるよ、私



高2で同じクラスになって

今年も同じクラスになった



高橋優斗




私もだけど


千晃も優斗とは仲が良くて





こないだなんて、カップル限定のカフェに


二人で行っていた









千晃は、優斗のことが好きなんでしょ？









優斗の前では、よく笑うこととか


二人でいるときも優斗の話題が多かったり







千晃と優斗が


私のいないところで二人で話していることとか









宇「そ、っか…




なんかあったら絶対言ってね？


応援するから！！」





伊「うん、実彩子もね！！」









親友


女の子同士








そんなの、




そんな肩書なんて、





欲しくない









私は千晃の隣に


親友以上の関係で一緒にいたいだけなのに









優「こ、…実彩子！」




宇「あ、ああ


優斗か、」



優「なんだよ、あぁって！



それより、そんな考え事して、どした？」







そういって、眉間のほうを


ツンツンと指さしてくる








こういうところ、


優斗は、いい人だから



誰にでも気遣いができて





女の子の間ではかなりモテている








千晃と、お似合いだよね…









優「うっし、



実彩子、次の休憩中庭集合ね」




そういって自分の席に戻っていった優斗







…なんだろ、

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