検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:80,811 hit

はしみず3 ページ44

瑞「…ごめん、それもできない




俺、今までもこれからも


大切な人を大事にしたいからさ



君の気持ちにはこたえられない」




『っ、そうだよね!


話、聞いてくれてありがとう』





そういってその人は


瑞稀に背を向けて


俺がいるほうへと走ってきた



突然のことに頭が回らなくて




『ッ、ごめんなさい』


涼「嫌、こちらこそ、ごめん」



俺とはシューズの色が違う、


瑞稀と同じ色のシューズを履いている彼女が



俺ぶつかって


図書室から出て行った









瑞「…いつからいたの」


涼「井上君が、好きです辺りから?」



瑞「最初っからじゃん、」




俺を目に映した君が


ため息を吐く




涼「俺、今までもこれからも


瑞稀に大切にされるのかぁ〜」




瑞「別に、りょうのことを言ったんじゃないし」



涼「へ〜、じゃ


俺より大切な人が瑞稀にはいるんだ?」



瑞「なわけ…



っ、」





自分の言っていることが矛盾していて


遠回しに俺のことを大切にしているって言ったことに気付いて





すぐにバツが悪そうに


俺から視線を逸らす瑞稀







涼「ふは、


超可愛いじゃん」


瑞「うるさい」




俺から逃げようと


日の当たらない本棚に近寄って



自然な動作で本を探す素振りもまた




俺の目には愛しく写っていて








瑞「…りょう、ここ学校」



俺よりも少し小さな背中を


包み込んだ




涼「誰も見てないしいいじゃん?」



瑞「よくねーよ」




俺からまだ離れようとするから


さらに強く抱きしめる






涼「俺も、瑞稀のこと



今までもこれからも








大切にするよ」

みさちあ1→←はしみず2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
168人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みどりまん(プロフ) - ももせさん» AAAお好きなんですか?!やばい!!仲間!!!!嬉しいです!!! (2018年10月1日 17時) (レス) id: 62c1352e89 (このIDを非表示/違反報告)
ももせ(プロフ) - 大好きなHi Hi Jetsの小説に大好きなみさちあが出てきて嬉しいです! (2018年10月1日 14時) (レス) id: 1e358a7f8f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みどりまん | 作成日時:2018年9月26日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。