Perfect

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涼「ねぇ、瑞稀」


瑞「んー…」


涼「俺へのおめでとう、は？」


瑞「あとーで言うよー」






練習からの帰り道


何故か今日は俺の家までついてくるらしい瑞稀と


電車に乗る





さっきから


ずっとずっと彼の名前を呼んでいるというのに





スマホの画面に夢中で


全く俺の話を聞いてくれない






涼「…んだよ、」





ちょっとだけムカついて




瑞稀にもこの気持ちを味わってほしくて



今日は瑞稀と口きかない、


なんて子供じみた作戦を考えてみるものの





瑞「あ、今日



はしもっちゃんち泊まるから」



涼「…、え？」



瑞「え、お母さんから聞いてないの？


今日は2人きりだから


はしもっちゃん夜ご飯作ってね」




涼「、お、おぅ」






さっきの作戦なんてもう頭の片隅にも残っていなくて






まだ瑞稀と一緒に入れる

瑞稀の誕生日を二人で迎えられる




と思うとニヤケが止まらない









瑞「…どしたの、気持ち悪い」

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