どうしたの ページ5
勇太side
紫耀にぃが部屋にきてそろそろリビングにいこうと思って部屋を出たとき、
ふとげんにぃの部屋から聞こえてきた声。
紫耀「んっ、ｸｽﾞｯおれ、みんなに···っ、迷惑かけてばっかりでｸｽﾞｯ、部屋に来る前に色々考えてたらっ、ﾊｱ、おれこんな身体やだなってｸｽﾞｯいつも思ってるﾊｱはずなのに···、急にっ、んっ、ﾊｱﾊｱ」
紫耀にぃ泣いてる、？
なんで？、さっきまでは普通だったのに。
心配と不安ばっかりが募っていくけど俺がこのタイミングで部屋に入るのは違う。
俺が部屋に入ることによって紫耀にぃは弟に心配かけたくないって絶対強がる。
だから俺はこの場をげんにぃに任せてリビングに行くことにした。
勇太「おはよ。」
優太「勇太。おはよ。
パン準備しといたから食べてね。」
勇太「あ、うんありがとう。」
優太「ん、？どうした？なんかあった？」
勇太「あ、うん、なんかね、
紫耀にぃ、泣いてた、
「迷惑ばっかり」「この身体やだ」「色々考えてた」って。
俺さ、部屋入ろうかなって思ったけど紫耀にぃより年下だから俺が慰めるとかできなくて。
紫耀にぃが泣けてるのはげんにぃが傍にいたからだと思ったから。
頼りがいのあるおにいちゃんに任せてきた笑」
俺はほんとだったら紫耀にぃのことが心配だし傍にいたかった。
でも俺が今するべきことはそれじゃないと思ったから。
優太「そっか、勇太なりに考えてくれたんだね。
その勇太の考えは正解だったと思う。
ありがとうね。
そのおかげで紫耀もたくさん玄樹の傍で泣けると思うし弱音吐けると思う。
紫耀にぃが大丈夫になったらたくさん紫耀にぃと話したりしてね笑」
勇太「うん。優太ありがとうね。
さすが長男って感じだよ笑こういう時だけね笑」
優太「こういう時だけってなんだよ！？
いつもはお兄ちゃんじゃないっていうの！？
俺結構おにいちゃんっぽいと思うんだけどな、笑」
勇太「あーはいはい。そうだね。」
こんなこといってるけど優太は俺がすごい尊敬するお兄ちゃん。
人が弱ってる時には静かに寄り添って慰める。
俺にはそんなこと上手くできないもん。
だから尊敬してるしそんなお兄ちゃんがね、ここだけのことだけど
俺はだいすきだよ
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作者名：檸檬 | 作成日時：2024年3月24日 9時
