彼氏を嫉妬させたい【孤爪研磨】

奮闘日記 43 ページ44

研磨side


俺とAは付き合ってる




クロとAが仲いいのは知ってた。



それに、Aはモテる。


俺でいいのか不安になる。




Aが告白された時はいつも不安だった。



俺とAが付き合ってるって知ってるのはバレー部くらい。



なのに、Aはいちいち俺に告白されただの言って来るから、俺とは付き合ってないと思っていた。




俺の独りよがりだって。



俺とAでお弁当食べていると、結構顔が整っている男子が来て、Aに告白した。




Aは断っていたが、俺はなぜOKしないのか気になっていた。



俺がこの場に居るから？


それとも...




俺と付き合ってるって思ってくれてるから？






そんな風に思っていた時、


クロと遊びに行ったはずのAが家に来た。




話したいことがあるそうだが、長くなりそうなのでゲームしながら聞くことにした。


そしてAの聞きたいことは、



「研磨はさ、私と付き合ってると思ってる？」


これだった。





俺は、付き合ってると思っていたから正直に答えたら「そうだよね」って返ってきた。




良かった。俺の独りよがりじゃなかった。




安心できた。









それだけで満足だった。

奮闘日記 44→←奮闘日記 42

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す