小さな背中。 ページ30
慧side
結構ハードなダンスに、思わず俺は地面に座ると大きく息を吐いた。
慧「きっつぅ…」
大貴「はは、いのちゃん汗で前髪くっついてる」
慧「いーよもう、」
他のメンバーも汗だくになりながら、肩で息をしながらその場で座ったり水を飲んだり。
…そーだよな、裕翔とか知念でもあんだけ疲れてるんだもん俺もしんどいのしょうがないよな。
慧「…A、大丈夫？」
ふと視界に入ったAは、心臓の部分を押さえたまま静止している。
…いや、それは語弊あるか。
大きく肩を上下させて苦しそうに呼吸を繰り返してる。
慧「…おーい、」
『っ、…、は、』
大貴「A？」
水を飲んでいた大ちゃんが、俺の呼び掛けに反応しないAに歩み寄る。
…待って、様子おかしい。
そう言うよりも先に、Aが膝から崩れ落ちた。
大貴「あ、ちょ、」
『っは、ふ、……っ、は、』
大貴「A？大丈夫か？…って、じゃないよな、…」
小さな背中が苦しそうに上下して、焦点の合わない瞳が潤んでる。
…過呼吸。
慧「A、ゆっくり息吐いて、大丈夫だから」
ゆっくりと起き上がった俺はAの背中をゆっくりとさする。
そんな彼女に気がついた他のメンバーも歩み寄ってくる。
ひゅ、としゃくり上げるみたいにAが喉を鳴らして、苦しそうに行き場を失った手で自身のTシャツを握った。
·
宏太「A、大丈夫か」
『…ん、大丈夫だよ』
簡易ベッドに座ったAが、薮からスポーツドリンクを受け取るけど、彼女の手からするりと滑り落ちる。
宏太「あ、ごめん」
『いや、全然大丈夫だし手滑ったの私だから！』
いつも通り笑い飛ばすA。
まだ微かに震えてる指先を隠すみたいにブランケットを握り締めて。
…あ、ちょっとだけ落ち込んでる？
別に誰も怒ってないのに。
元々女の子なわけだし、ここまで俺らについてこれるAがすごいだけなんだけどね。
…確かに過呼吸はびっくりしたけど、多分俺らよりも本人の方がびっくりしてる。
何も言わずにAの隣に腰掛けた知念が、そーっと彼女の顔を覗き込んだ。
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梓(プロフ) - ぱぴこ。さん» いえいえ…。大丈夫です。了解しました。体調に気をつけて更新、頑張ってくださいね?応援してます(o^o^o) (2019年12月27日 2時) (携帯から) (
レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ。(プロフ) - 梓さん» 返信遅れてごめんなさい！リクエスト大丈夫です！！ (2019年12月23日 20時) (レス) id: 443f735227 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - リク、大丈夫ですか??こちらでも、結木ちゃんとけーととの絡み見てみたいです。まぁ、ダメなら消してもらって構いません。 (2019年11月21日 22時) (レス) id: 1524a2bcba (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - すーさん» 良かったです!!リクは今のところないのでありしだい、よろしくお願いします。 (2019年11月16日 16時) (レス) id: 1524a2bcba (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 梓さん» 認知してます！こちらでもありがとうございます〜！受け付けてますよ！ (2019年11月15日 17時) (レス) id: 443f735227 (このIDを非表示/違反報告)
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