検索窓
今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:151,425 hit

優しさって。 ページ3

『…気持ち悪い』

涼介「…は!?」


山ちゃんと2人での撮影。
…だったんだけど、気分がどんどん悪くなってるのが自分でもわかった。


涼介「え、大丈夫?」

『照明が、』


ちょうど撮影終了。

スタッフさんの「お疲れ様でーす」という声に私は口元に手を運ぶ。

その仕草に、わたわたと慌てる山ちゃん。



涼介「わ、ちょ、吐く?!」

『…んや、吐かない』


ゆっくりと歩き出す私に、心配そうに隣に並んだ山ちゃんは「なに、寝てないの?」って。


『朝方まで映画の撮影あったの』

涼介「…お前さぁ……、最近ほんと…」

『……、なに?』

涼介「や、なんでもない」


ふらふらと山ちゃんの隣を歩くも、なんか…ムカムカする。

吐きそうではないんだけど、どうしようもない怠さと目眩。


なんて言うか、



『照明で酔った…』

涼介「お前アホだろ」

『知ってる』


やばいな、って思わず壁に手をつく。


涼介「歩ける?」

『あとちょっとだから頑張る』

涼介「肩貸そうか?」

『んーん、いい』


そーっと進んでいくと、楽屋。
山ちゃんがドアを開けてくれた時だった。



『うわ、』

侑李「わ…」


ちょうど出てきた知念ちゃんと衝突しそうになって、思わず後ずさる。

…けど、体調があまり良くないせいかバランスを取れなかった私は後ろに…



侑李「ごめん、」


ギリギリ倒れなかった。

無反応の私に、怪訝そうに眉をひそめた知念ちゃんは軽く首を傾げる。



侑李「…?なに、どっか痛いの?」

『ごめん、大丈夫だよ』

侑李「え、なに…?」


いつもと状況が違う。

知念ちゃんに突っかかってられないんだよなぁ。

とりあえず座りたい。


涼介「知念、ちょっとソファ開けてくんない?」

侑李「…いいけど…、僕飲み物買いに…」

涼介「お願い」

侑李「…しょうがないな」



なんて言いながらも、ソファの上に置いてあったカバンやら荷物やらを下ろしてまとめてくれる。

7の楽屋だけれど、ゆとけとは私たちと入れ替わりで撮影だった。

んで、知念ちゃんはこのあと薮くんか光くんあたりとペアだった気がする。


「ほら、早く入れよ」ってドアのところで私を見つめる山ちゃんに小さく頷いて楽屋内に入った。

2→←裕翔くん。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (279 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
706人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 紅一点   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ぱぴこ。さん» いえいえ…。大丈夫です。了解しました。体調に気をつけて更新、頑張ってくださいね?応援してます(o^o^o) (2019年12月27日 2時) (携帯から) (レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ。(プロフ) - 梓さん» 返信遅れてごめんなさい!リクエスト大丈夫です!! (2019年12月23日 20時) (レス) id: 443f735227 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リク、大丈夫ですか??こちらでも、結木ちゃんとけーととの絡み見てみたいです。まぁ、ダメなら消してもらって構いません。 (2019年11月21日 22時) (レス) id: 1524a2bcba (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すーさん» 良かったです!!リクは今のところないのでありしだい、よろしくお願いします。 (2019年11月16日 16時) (レス) id: 1524a2bcba (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 梓さん» 認知してます!こちらでもありがとうございます〜!受け付けてますよ! (2019年11月15日 17時) (レス) id: 443f735227 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆら x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年4月29日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。