第６８話(訂正済み) ページ24
「やっぱり、君術士だろ」
「バレたら仕方ないね。僕は術士だけど君程力は無いよ」
部屋に招き入れた僕はソファーへ深く腰を下ろすと霧の赤ん坊はすぐ様本題を切り出す。誤魔化せるほど彼は馬鹿でもないので僕は素直に認めると霧の赤ん坊は微かに反応しながらも独学で学んだのかと聞く。
「独学だよ」
「何を隠してるんだい?」
恐らく僕が術士だと気付いているのは日本にいる赤ん坊と霧の赤ん坊位だろう。
骸の前では僕は幻術は使えないからね。
「誰にも言わないのなら教えてあげる」
「ムッ、僕を脅す気かい?」
「いいや、取引さ。僕の秘密を知るんだから、君も対等で話してもらいたいんだよ」
ーー同じ呪われた同士、ね。
そう口に出すと驚く霧の赤ん坊。
僕はゆっくり息を吐き、幻術を解いた。
「おしゃぶり⋯⋯!?」
「僕の名前は雲雀A。この世で唯一の闇のアルコバレーノ。掛けられた呪いは短命」
「っ、闇の⋯アルコバレーノ!?伝説じゃ無かった⋯⋯!?」
混乱する霧の赤ん坊を宥め、ようやく落ち着いたらしい彼は咳払いをした。
「⋯少し混乱したよ。まさか闇属性が本当に居たなんてね。しかも君みたいな少女が呪いを掛けられてるんだ、そのチェーン何処で手に入れたの?」
「悪趣味な仮面をした男が「このおしゃぶりを君に返す」とか言って渡してきたんだ。人の夢にズカズカ不法侵入しておいて謝りもしないでね」
半ば愚痴になったが霧の赤ん坊のチェッカーフェイスに対しての不満が溢れたのかひたすら頷いている。
「改めて、僕の名前は⋯バイパー。今はマーモンだよ」
「マーモン、よろしく」
「君となら話が合いそうだよ」
固い握手を交わし、僕は初めて呪われしアルコバレーノの事を明かしたのだった。
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雪兎 - あの///歌の題名教えて65話の/// (2017年10月21日 22時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
すず@クローム髑髏(プロフ) - 麗菜さん» ありがとうございます!!! (2014年9月13日 14時) (レス) id: 18865a607e (このIDを非表示/違反報告)
麗菜(プロフ) - 歯車が動き出すっっ・・・・と思うとテンションが上がりました (2014年9月13日 14時) (レス) id: d7f20ec1ad (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - ですね-w/ (2014年9月12日 22時) (レス) id: 03b05e44d0 (このIDを非表示/違反報告)
すず@クローム髑髏(プロフ) - トモさん» 立ってますねwww夢主頑張れ…←私が書くんだけどね (2014年9月12日 22時) (レス) id: 18865a607e (このIDを非表示/違反報告)
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