上層部の犬をやってたら審神者になりました【呪術廻戦×刀剣乱舞】 (ページ10)

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９振り目ページ10

敵意剥き出しのコイツらをどうしようか考えていたら聞き覚えのある優しい声が聞こえた。

『光忠…？』

燭台切｢っっ！！ Aくん…なの…かい？｣

鶴丸｢みつ坊！そいつは！！｣

燭台切｢約束、果たしに来てくれたんだね｣

『あぁ、遅くなってすまない。もうあの女は政府に引き渡してある。安心しろ』

俺の言葉を聞いた瞬間に縁側からこちらに走ってきた。

その姿を見て俺に刀を向けていた奴らは少し後退りする。このままだと光忠に刀が当たる可能性があるからな。

そう冷静に分析していたら目の前が真っ暗になり何かに覆われた。

光忠｢ありがとう。本当にありがとう｣

『礼を言うのはまだ早いだろ。お前を含めて皆ボロボロだ』

光忠｢うん、そうだね｣

『再会の記念だ。お前を手入れさせてくれ』

光忠｢あぁ｣

瀬戸さんや他の役人から教わったことを思い出す。

俺は他の審神者とは違い霊力と呪力が融合している。呪力と聞けば悪いイメージしかないがそこは先代の霊力で浄化されているようだ。簡単に言えば僅かな霊力が呪力によって量の底上げをされているということだ。

刀剣男士たちに副作用が起こることはないが若干力の使い方が周りと異なるらしい。とはいえ反転術式と同じような要領でやれば問題ないみたいだから何も考えずに霊力を送りこもうと集中しようとした瞬間…