上層部の犬をやってたら審神者になりました【呪術廻戦×刀剣乱舞】 (ページ5)

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そして迎えた当日。

瀬戸さんの車に乗り、時の政府本拠地へ向かう。

到着後は必要な書類にサインをし、依頼内容を再度確認。霊力の使い方も多少教わり本丸へと出発した。

車の中でふと、昨夜見た夢を思い出した。

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高主｢お前らの本丸とやらを必ず見つけて全員助けてやる！｣

？｢っっ……！！｣

高主｢大丈夫。俺とーっても強いから｣

？｢ふっ…。それは頼もしいな｣

高主｢約束だ。多少の年月は経つかもしれないが必ず助けだす。だから_____は俺を覚えていてくれ｣

？｢あぁ、もちろんさ！｣
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あの時の会話は大体覚えている。といってもこの夢を見て思い出したんだがな…。

今回の依頼内容と_______が話してくれた本丸の話の内容がほとんど一致している。

もしかしたら約束を果たせるかもしれない！！

だがあの日から10年もの時間が経ってしまった。多少の年月はかかると言ったがここまでになるとさすがに忘れているかもしれない。

まぁどちらにせよ俺はやる事をやるだけ。

瀬戸｢三条様、到着しました｣

『……っっっ！！』

瀬戸さんの声で我に返る。どうやら着いたみたいだ。

車から降りて辺りを見渡そうとした途端に感じる負の感情。恐らくだがこの本丸に住む刀剣男士から生まれたものだろう。

そしてそれとは別に感じるおぞましい気配。これが瀬戸さんや役人さんが言っていた今の審神者の霊力。

瀬戸｢三条様…？｣

『……少しこの場の空気に驚いただけなので大丈夫です』

瀬戸｢左様ですか。……申し訳ないのですがただの役人である私は中には入れません。お役目はここまでになります｣

『送っていただいただけでも感謝してます。後は一人でなんとかします』

瀬戸｢代わりと言ってはおかしいかもしれませんが《こんのすけ》を連れてきております｣

こんのすけ…？？

頭の上がクエスチョンマークでいっぱいになっているとボンッ！と煙がたち小さな狐が現れた。