18振り目 ページ19
『ふわぁ〜』
結構な時間寝ていたみたいで起きた頃には日が傾きはじめていた。
光忠と長谷部は未だ夢の中。可愛いな。
気持ちよさそうに寝ている2人の頭を撫でてから部屋を出る。必要な場所だけでも多少綺麗にしておかなければ。
『まずは審神者部屋かな。あー、でもどうするか…』
恐らくだがこの本丸では夜伽があった。だとすればいくら綺麗にしても審神者部屋には入りたくないだろう。
よし、こんのすけ呼ぼう。
霊力をほんの少しだけ込めて手を2回叩く。
こん「三条様、お呼びでしょうか」
『急に呼び出してすまない。聞きたいことがあってだな』
審神者部屋を変えたいということをこんのすけに話す。
すると1度目の前から消えて戻ってきた時には丸められた紙を持っていた。
こん「政府から預かってきました。この本丸の見取り図でございます」
『そんなのがあったのか』
こん「初期本丸の部屋割りはどこも同じです。増築などする時に色々と変えていく審神者が多いのでこの見取り図はあまり役に立たないと思ったのですが、どうやらこの本丸は初期型のままなようでしたので」
『なるほどな。感謝する』
こんのすけから見取り図を受け取り確認する。
審神者部屋の近くに同じくらいの大きさの部屋が2つあるな。ならばここを審神者部屋、近侍の仕事部屋にすればいいか。
今の審神者部屋は物置にでもすればいいだろう。
よし、そうと決まれば早速取り掛かるか!
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
209人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:秋 | 作成日時:2023年6月10日 22時