トップを目指して【ドルメンX】 (ページ14)

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Song13 ページ14

ーライブ当日ー

隊長｢ついにこの日がきた｣

あれから俺たちはたくさん練習した。アヤさんが作ってくれた振り付けは曲に合ってるのはもちろんだけどメンバーそれぞれの個性をちゃんと分かった上でできてる。だから覚えやすかった。

イチイ｢来てくれてるといいな…｣

ヨイ｢カッコつけてないで準備！｣

貴方side

彼らの家に行ったあの日以降みんなには会っていない。酷いこと言われちゃったけどやっぱり私はドルメンXが大好きだからダンスの先生にお願いして振り付けを作らせてもらった。

そして今日がライブ当日。

隊長｢初めまして！我々は地球征服をしに来た宇宙人です。あなた方地球人を我々の虜にしてみせます…わぁー緊張するお腹痛いよー｣

イチイ｢たたた隊長、心の声が漏れてます｣

隊長｢えぇ！！｣

サイ｢落ち着こう｣

なんとも彼ららしい始まり方。オドオドしている間にも通りすがりの人が興味をもって近寄ってくる。さぁどんなパフォーマンスを見せてくれるのかな。

隊長｢よしっ。一曲目はつぼみであなたに決めました｣

ヨイちゃんが再生ボタンを押す。

｢っ！？へぇ…｣

あんなに嫌がってたのが嘘みたい。笑顔でキレのあるダンスをしてる。まるで自分たちの曲のように。

イチイ｢っ！？｣(笑顔)

｢ぇ…｣

イチイくんに気付かれた。変装してたはずなのに。ていうか今の笑顔かっこよすぎ…。

｢｢ (拍手) ｣｣

一曲目が終わった。社長の話だと次がオリジナル曲。私の振りがどこまで完璧に踊れてるか楽しみ。