トップを目指して【ドルメンX】 (ページ2)

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今日は一日オフをもらっていたのでジャノンスーパーボーイコンテストの会場へ行くことにした。社長に呼ばれているという理由もあるが単純に面白そうだからという理由で行く。

司会「皆様お待たせしました。これよりジャノンスーパーボーイコンテスト、ファイナルステージを開催いたします！」

「「ふぅー！」」

司会「まずはファイナリストの登場です」

「「キャー！！」」

　ファイナリストに選ばれるだけあって顔が良い人が集まっている。でも顔だけじゃこの世界に残り続けることはできない。まぁそれくらい分かってるか。

司会「今年もおよそ2万通の応募の中から選ばれたたった12名のファイナリストがこの場所へやってきました。世代を超えて引き継がれた栄冠はいったい誰のものになるのでしょうか。それでは早速ファイナリストによる自己紹介へと移らさせていただきます。エントリーナンバー1番河合隊長君。お願いします」

隊長「河合隊長です」

「「 (失笑) 」」

隊長「人生をかけてここにいます。夢は地球征服です！」

羽多野「ぶふっ」

　河合隊長。面白い子だね。地球征服か。世界相手は難しいだろうなー。でもこの会場の人たちは彼に暖かい拍手を送っていた。頑張り次第では大きく成長するかな。

　隊長くんに気を取られていると羽多野社長の前に青年が現れた。その青年は周りを気にせず、机に乗って土下座をして頼み込んできた。

？「俺をあんたの事務所に入れてくれ！俺、超強くなりたい…」

　顔が整っているから周りに勧められて応募したのに結果は惨敗。涙ながらにお願いをする彼を見て昔の自分を思い出した。悔しい想いをした人は必ず強くなる。後で社長に推薦してみよ。