Song6 ページ7
貴方side
管理人さんの自/さつから数日後にテレビにも出演して有名な医者であるDr.山際の遺体が発見されたというニュースを見た。そしてその数日後にはシンイーちゃんの行きつけのお店の爆発事故があり店主が亡くなった。
3回続けてこのマンションに関係する人が亡くなるなんて怖すぎる。これ以上何も起こらないといいけど…。
尾野「Aちゃん」
「幹葉さん!どうしたんですか?」
尾野「Aちゃんには話しておかないといけないことがあるの。今時間大丈夫?」
「はい。大丈夫です」
尾野「よかった。じゃあ私の部屋においで」
住民会のあと幹葉さんに呼ばれたので部屋に行くことになった。私に話しておきたい事ってなんだろう。……ダメだ。怖いことが起こりすぎて思考が停止してるかも。
色々考えてたら部屋に着いた。
尾野「早速なんだけど、さっきの住民会の時に聞き慣れない言葉ってなかった?」
「聞き慣れない言葉…」
記憶を辿ってみるがこれといった言葉が見つからない。唯一あるとすればゲームの話。ちゃんとした名前は覚えていないけどなんとかゲーム。それしか浮かばない。
「ゲーム…」
尾野「そう。正確には交換さつ/人ゲームね」
「なにそれ…」
尾野「簡単に言うと自分の嫌いな人、居なくなってほしい人の名前を書いて箱に入れる。そしてその紙を引いた人にころしてもらう。それだけ。自分の書いた人がころされたら今度は自分がやる番」
「………」
尾野「ただのゲームだったはずなのに実際に起っちゃうなんてね」
何も言葉が出なかった。このマンションの人は変わった人が多いかもしれない。でもみんな優しい人なんだ。それなのにこんなゲームが起こってしまうなんて…。
尾野「Aちゃんはあの日住民会に居なかったから何も被害がないと思う。けど気をつけてね。何かあったら頼れる人に相談して。私でもいいから」
「ありがとうございます」
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安田有希(プロフ) - この小説の更新お願いします。 (2022年2月5日 21時) (レス) @page9 id: 40ff1c7f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すず | 作成日時:2019年9月17日 16時