通 学 途 中

POLESTAR 32 ページ32

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だから 。


少し外気も肌寒くなってきたある日 、私は夏恋ちゃんと遊んだ 。





内緒で 隆二くんも呼んだ 。


そろそろ 隆二くんが来る時間 。

『 、こっち！』

夏恋「 隆くん … 」


隆二くんにも何も伝えてなかったから 、夏恋ちゃんがいることに気づき 気まずそうな顔をする 。


隆二「 夏恋 ... 」

夏恋「 Aちゃんなんで？ 」


『 まだ隆二くんのこと好きなんでしょ？ 』

夏恋「 でも隆くんはもう夏恋のこと嫌いだよ 、」


夏恋ちゃんがそう言って この場を逃げ出そうとした時 隆二くんが声を発した 。



隆二「 俺がいつ夏恋のこと嫌いって言った？ 」

夏恋「 だって 、、」

隆二「 俺ずっと考えてた 。夏恋のこと受け止められるか 。



もう一度 やり直そう？ 」

夏恋「 いいの？」

隆二「 あぁ 。俺はやっぱり世界一夏恋のことが好きだ 。」



あぁ 、いくら良心で呼び出したとしても 、

好きな人の私以外への愛の言葉を聞くのは 辛いなあ



そのまま隆二くんは夏恋ちゃんを抱きしめた 。


私なんて もう空気なのかも 。








でも これでいいの 。


自分でやったこと 、分かってたこと 。

いいの 、 初恋は実らないもの 、


そう言い聞かせて 涙をこらえながら静かにその場を去った 。







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