通 学 途 中

POLESTAR 24 ページ24

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私は 訳がわからなくて 、ただ何故キスしたのかさえもわからなくて 、
剛典を押し退けて 家を出た 。



剛典とはそんな仲になると思いもしなかったから 、
キスしたというその事実だけで 、泣きたくなった 。


そして 、私は コンビニへと足を運んだ 。





隆二「 おぉ 、いらっしゃい 。




あれ？ どうしたの？ 」

レジの前に立っても何も声を発さない私に 疑問を隠せない隆二くん 。



私は 思い切って伝えた 。




『 …… 私 、、隆二くんのことが好き 。

彼女いるの 知ってる 。 ... でも 、』


突然話したかと思えば 予想外の言葉をツラツラと並べるから 隆二くんは驚いてすぐには返事をしなかった 。


隆二「 ... そりゃ 、Aちゃんみたいな女の子に好きって言われたら 、嬉しいけど 、、、



ごめんね 、俺には夏恋が 、。 」




分かってた 、こうなるのくらい分かってた 。




でも まさか 、






夏恋ちゃんがそれを聞いてただなんて 誰が予想した？





私はついに涙が出そうになったから 、レジの前を去ろうと横を向くと 1メートルほど先に 夏恋ちゃんが立っていた 。





夏恋「 っ 、何やってんの！？ 」


隆二「 夏恋 、」

夏恋「 あんた 、さいっっていだよ！！」


隆二「 違う！これには訳があって 。」


夏恋「 違わない！！


隆くんを横取りするなんて 、、あんた最低！

隆くんの前に 二度と現れないで 、！」




言われなくてもそうしようと思った 、


でも こんな時でも 、あなたは助けに来てくれるんだね 。







「 Aは人のもの取るような子じゃないよ 。」







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