【呪術廻戦】無表情呪術師

無表情４１　笑ってて ページ43

五条side



五条「……ふーん。鴎哬の術式ってそんな使い方ができるんだ。便利だねぇ」



『超絶便利です』



五条「でもちゃぁんとそう言う情報は話してくれないとダメだよね？」



『その通りです…』



五条「今度からは僕にちゃんと話す？」



『話します…』



五条「僕と結婚は？」



『しまs……いやしねぇわふざけてんのか』



五条「今引っかかりそうになったね」




いつまでも無表情で罵詈雑言さえも無表情とか一蹴回ってなんかウケない？




五条「ま、お説教はここまででいいかな。立てる？」



『待ってください今足にとてつもない電流が流れてるので』



五条「普通に足が痺れてるって言えば良くない？」



『五条先生絶対ツンツンするでしょ』



五条「え？当たり前じゃない？」



『はいクズー』




Aはそう言いながらも立ち上がる
そしてベッドに戻り、寝っ転がり天井を見つめながら話しかけてくる




『………お兄ちゃん。死んでますよね』



五条「…死んでる事にはなってる。でも遺体も無いし死んでるとは言い切れない」



『……呪霊が、言ってたんです。私に手を出すなとある方に命令されてるって』



五条「！あの呪霊が……」




『……もしかしたら、お兄ちゃんかもな。って思ってる自分がいるんです』



五条「何で？Aの事は同じ呪術師でも勿論呪霊でも狙ってる人が多いんだよ？如意操術を狙ってね」




『分かってます。でもあの呪霊がその言葉を言った瞬間。お兄ちゃんしかいないな。って思ったんです』



五条「そっか……」




Aは無表情で、天井を見つめている
だけどその瞳はどこか寂しそうで悲しそうだ

昔は、結構感情豊かだったんだけどなぁ……




五条「………まっ、アイツの事は今考えない！
暗い方向に向かいそうだし、僕こーゆー空気苦手なんだよね！」



『どーでもよ』



五条「泣きそ」




口が悪いAだけど、さっきより顔色が良い

うん。やっぱりAはいつも通りにしてて欲しいよね

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