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_ 環に運ばれてる最中のこと _
環「…痛く,ないのか?」
目線はこっちに向けずにそう僕にいう環
『まぁ、痛いっちゃ痛いよ
でもハルヒに大きな怪我がなくてよかった』
大事な大事なハルヒが怪我なんて負ったら、みんな心配しちゃう
環「ハルヒハルヒって、そんなにハルヒが大事なのか?」
『…どういう事?』
環「お前はもっと自分を大切にした方がいいって言ってるんだ!
下手して重症だったら…」
『…はっ、ふふっw』
思わず笑みがこぼれてしまう
環「なっ!なにっ!?」
『環は心配性だな〜って思って!
本当に大丈夫だよ、今回は打ちどころが悪かっただけ』
保健室の前で降ろしてもらい、環に顔を向ける
『ありがと!今日は保健室行ったらこれで僕は帰るから、また明日』
環の返事も聞かずに扉を閉める
_____
「買いましたわ!例のビデオ!」
「あの雨のシーンが最高でしたわ〜!」
「孤独の王子様…」
「光様と馨様の深い関係がたまらなかったわ〜っ!」
「A様のあの表情もいつもと違って素敵でしたわ…」
環「鏡夜」
鏡「レンズを壊したってすでに撮影した映像は当然残ってるさ。
勿論、例の暴力シーンはカットしてある。
売り上げはまあまあだな、流石ハリウッドの一流スタッフ、いい仕事を残してくれた。」
常陸院「「面白いことってコレ?」」
鏡「部費は多いに越したことはないだろう」
ハ(この人、一旦どの辺から計算を…)
『僕も買ったんだ〜!結構面白かったよ?』
「A様も見ましての?!あのシーン…」
『あ!うんうん、分かるソコ良かったよねー!』
「ハニー君の冷たい視線が…」
『え〜っ、そこあんまり見てなかったなー今度見返すね!』
ハ(Aちゃんも何意気投合してるんだか…)
れ「ごきげんよう」
環「あれ?フランスに帰ったんじゃ…」
れ「私気づいたんです、あの時身を挺して庇ってくれた優しさ…時に厳しく諭してくれた深い愛、」
れんげちゃんは僕とハルヒの手を取った
れ「これが人を見て好きになることなのですわね、ハルヒ君♡Aさん♡」
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作者名:すーちゃん | 作成日時:2023年8月9日 12時