引き取られて直ぐの事 ページ4
引き取られて何日かたった時
Aちゃんのお母さん、
つまり、宵乃 天さんが
亡くなったらしい
私にとっては、天さんは
天然バカお母さんとでも言うのか
何だかとても、抜けてる人に
見えた。と言うか抜けている
でも、優しい
血が全然、繋がって無い
私でも、我が子の用に接してくれた
父親は私もAちゃんも嫌いである
直ぐ怒るし
まぁ、私が毒舌を散々吐くと
手も足も出なかったがw
恐らく、Aちゃんの
痣や傷はコイツにつけられたのだろう
…天さんが居なくなったら
Aちゃんは……
それこそ、独り…だろう
最初から、寂しそうな子だった
私と遊ぶ時は出来るだけ
人目に付かない家の中で遊ぼうとした
勿論、私はそれを承諾した
多分、Aちゃんは…
嫌われている
そう思ったからだ
別に私は傷ついても良い…
と言うか、私は幼稚園とかに
通ってさえも居ないし
外で遊ぶのは少々
気が引けたからで有る
だから、外で遊んでも
中で遊んでも結局は同じ事なのだが
出来るだけ、Aちゃんに迷惑を
かけたく無い
そう思った
そして、それから
1ヶ月経った日の事
お婆さんから知らされたのだ
父親が居なくなり
家に居たのは体調不良
しかも、傷だらけの
Aちゃんだったと
全治、4週間
つまり、1ヶ月だった
今は病院に引き取られて居ると言う
勿論、警察は父親を
探して居るのだそうだ
私は早速、病院へ向かう事にした
そこに居たのは
昔の私と同じ目をしたAちゃん
だった
喜怒哀楽
本心
そんな、ものがまるで無いような
無表情だった
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作者名:今宵 赤雀 | 作成日時:2014年10月17日 18時