大学生ゲーマー系彼氏とヲタク系彼女の日常。 (ページ4)

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あららぁー…。ページ4

買い物も終わったので、家に帰って夕飯を作る。

今日はパスタでいっかな。楽だし。

『浮気かもよー？』

………いやいやいやいや。

研磨に限ってそんなことしねえって。

信用しなさすぎ。

大丈夫大丈夫。

……でも、確かにあの子可愛かったよな。

研磨より背小せえし、女の子っぽかったし。

スカートが似合う、可愛い小さい女の子。

…やめろ、自分と比べんな。

自分がスカート似合わねえのは知ってる。

背が研磨よりちょい大きいのは…知らん!!

自分は可愛いっつーより綺麗系。ジャンルが違う。

うん、自分に自信持て!!!うん!!

「…っあ”っづ!!!?」

やべ、お湯に左手突っ込んだ。

右手じゃなくてよかったぁ……いやまず冷やすべ。

.

「…ただいま」

「お、おかえり。お疲れ様」

「Aもおつかれさま」

「もうちょいで出来るから待ってて」

よし、麺はいい固さ。塊になってたりしない。

ミートソースもちゃんと絡めた。

あとは盛り付けだけ。

「……疲れた」

「おー、お疲れ様」

毎日帰ってきて、荷物を自分の部屋に置いたら抱きつかれる。

最初は驚いたし動きづらかったが、もう慣れた。

皿になるべく綺麗に盛り付け、運ぶ。

「ん、出来た。食うべ」

「…美味しそう。いただきます」

「いただきます、っと」

腹減った。

黙々と食べながらテレビを見ていると、不意に話しかけられた。

「…ねえ、」

「んー？」

「これ、あげる」

袋のラッピングがされた小さいプレゼント。

「…なんか今日あったっけ？」

「特に何も。

…なんとなく、あげたくなっただけ」

……そうですか、可愛いですね。

今開けていいか、と聞くといいよ、と言われたので丁寧に開ける。

いつもは破くんだけどね。さすがに目の前で破くわけにゃいかんべ。

出てきたのは、十字架と小さい星のイヤリング。

「……イヤリングか…」

「休みの時、いっつもつけてるから…。

どうかな…？」

少し不安そうに聞いてくる研磨。

「…すっげーカッコイイデザインだな。

ありがとう、これからつけるわ」

「…よかった……」

安心したように笑った。

……可愛すぎて泣きそう。

いやもう写真撮っていい？ダメだよねわかってる。

早速明日からつけよっと。

「ごちそうさまでした」

「あ、皿洗い手伝うよ」

「ありがと」

食べ終わった食器を下げ、皿を洗う。

研磨には洗剤を流してもらっている。