大学生ゲーマー系彼氏とヲタク系彼女の日常。 (ページ30)

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お酒。ページ30

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A side

今日は研磨が飲み会に強制連行されたから遅くなるらしい。

つか大丈夫か。研磨酒弱いのに。

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「んー、……ただいまぁ、」

「おー、おかえりー。大丈夫か？」

「ん……だいじょうぶ、…ね、こっちきて、」

お？なんだ？

スマホを置き、ソファーに座っている研磨に近付く。

「……お？どうしたの、甘えただねぇ」

「…さびしかった、から、」

……っはああぁ～～待って動画撮りたい。

でもスマホ置いてきたからなあ!!遠いんだよ!!!

ぎゅーっと私の首に手を回して密着している状態。

少し離れたかと思うと、キスをする。

「…ねむい……、」

「んじゃ寝るか。

あ、一応二日酔い防止に薬用意するな」

「……いかないで、そばにいて、…」

…ん～待って反則。顔にやける。

お酒飲んでるからか、呂律回ってないし。

顔ほんのり赤いし。

っはあ～……男だったら襲ってる。

女だからそんなことしたら変態だけど。

「きょう、やくさんとか、ぼくとさんにあった」

「おー、どうだった？」

「…うるさかった」

「ははっ、だろうなぁ。他には誰いた？」

「あかあしとか、つきしまとか、りえーふとか」

「そっかそっか。楽しかったかい？」

「……ん、」

すぐ側で頷く気配がした。

夜久さんと赤葦さんがお酒強かった、だとか木兎さんと黒尾さんが意外とお酒弱かった、だとか。

それで面白かった話だとかを聞いた。

「…それで、……」

「………あれ？研磨？…寝た？」

…返事がないな。寝たか。

静かにソファーに寝かせて、毛布をかけた。

二日酔いの薬とペットボトルの水をテーブルに置き、メモを残しておいた。

んー、にしても研磨ってお酒飲むとあんなに甘えたになるんだな。

いつも潰れて寝た研磨を赤葦さんに連れてきてもらってるからなあ…。

私もあと一年経ったら酒飲めるんだよな。

来年、研磨と一緒に酒飲みてえな。

ビールもいいけど酎ハイもいい…いや、でもウォッカとかウイスキーもいいな。

……いや、その前に自分が酒強いか弱いか調べねえとな。

まあ、どっちにしろ最初に飲む酒は研磨と一緒がいいかな。

そんなことを眠る直前に考えた。