大学生ゲーマー系彼氏とヲタク系彼女の日常。 (ページ9)

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ちょっとだけ怒ってる。ページ9

「……でも、それと連絡しないことは違うよね」

「えー、許してちょ」

「…大沼さんまさかそんなキャラなん、」

「んなわけないでしょふざけてみただけです。

私は襲われるほどヤワじゃないしなにより可愛くても自分より大きい女子を襲うか??」

普通の人なら襲わねえべ。

だって自分より大きい女子とかちょっとメンタル死んじゃう。

「…本当、警戒心なさすぎ」

「ん？」

ぼそっと何かを呟いたと思うと、私の手を取ってこう言った。

「……帰るよ」

「えっちょっ、ごめん、また明日話そうな」

「はっ、はい!!また明日!!」

急いで手を振ってから目の前をスタスタと歩く研磨を見る。

「…もう今日は帰って、ご飯食べよ」

「ん？うん、まあ、お腹減ったし」

「そのあと、一緒にゲームしたりしよ」

……ああ、そういうことか。

嫉妬したから一緒にいよう、っつーことね。

可愛い。

「……うん、そうだね、沢山ゲームしようか」

「…アップルパイ」

「ん、帰りに買って食うか」

研磨の後ろから隣に移動する。

その時にそっと指を絡めた。

少しだけ、歩くスピードが遅くなった。

「……あの人と一緒にどこか行ってもいいけど、ちゃんとおれに言って。

お泊まりとかは絶対しないでね」

「当たり前だ。さすがにそこまではしないよ」

手を握る力が強くなる。

私も痛くない程度に握り返した。

「…怒ってる？」

「……少し」

「帰ったら抱きしめてあげるから機嫌直して」

「………今、して」

「はいよ」

研磨のデレが珍しくてすぐ抱きしめた。

ちょっと周りの目線が痛い。

すぐに離れて、また手を繋いだ。

「…ゲーム、なにする？」

「なーにすっかなー……んー…戦国無双かな。

もしくは、鉄拳とか？」

私の提案に研磨はこう言った。

「…どれでもいいから、はやく帰ろ」

………はー…、ほんっと可愛いわ。

デレた時はもう最高に可愛い。可愛すぎて泣きそう。

はやく家に帰るために少しだけ歩みを早めた。

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…なんかキャラ崩壊した感じだ…??

デレたからといってこれはやりすぎた感がある…。

キャラ崩壊、すみませんでした。