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危機感が足りない。 ページ28

……あーはいナルホド把握把握。

って出来るかバァーッカ!!!!!

なんだよ、なんでこんなことになってんだよ!!?



「……その人、だれ」



その人と二人でイオンに来たところ、研磨と黒尾さんに遭遇。



「同じ学科の人デス……」


「なんで一緒にいるの」


「買い物に付き合って欲しいと言われまして…」


「なんでおれに言わなかったの。

それとなんで断らなかったの」


「この人から研磨には言うなと言われまして…。

そんで、断りたかったんだけど焦ってうんっつっちゃいました。

アッ、でもやましいこととか何もないって言われたし、この人彼女持ちだし!!だから大丈夫!!」


「…本当に彼女いる?」


「あー……えっと、いないです…」


「…何しようとしてたの」



ひっえ、研磨の背後に何かある気がする…。

すっげえ怖いんですけど…いや、自分が蒔いた種だけど、後がすごい怖い…。



「あー、…あわよくば襲おうとしてました。


……でも、君みたいなチビより、俺の方が大沼さんに相応しいと思うんだよね。

俺の方がカッコいいし、頭もいいし、大沼さんともそこそこ気が合うだろうし。

ねえ、大沼さん。俺のこと、どう思ってる?」



えー……これ本当のこと言っちゃっていい?

頭抱え込んで座りてえ。けどそんなことしたらスカートだから中身見える。



「……正直ごめん、どうとも思ってない。

でも研磨の方がいいなあとは思った。

研磨の方が、……うーん、…可愛いし、何かあったら心配してくれるし。

それに、ちゃんと大事に思ってくれてんだなあってふとした時に思えるし。

黙っとくのはアレだから、今言う。

君の名前ってなんでしょうか」



隣にいる男の人は言葉を失ったようだった。



「………マジか、イケると思ったんだけどな。

…ま、仕方ねえか。また明日、大沼さん」


「また明日…?」



つーかあの人私を襲うとかなんとか言ってたよね。

騙されてたのか…。



「……A」


「ひえ、……はいなんでしょうか、……??」



ビクビクしながら研磨の方へ向き直ると、肩辺りに頭を押し付けてきた。

…んん、…?



「……心配した。

昨日襲われかけたのに、今日もまた騙されて襲われかけるとか……。

…クロ、ごめん帰るね」


「おー、また明日な、研磨」



指を絡め、歩き出す。

改めて謝ると、このままお出掛けすることとアップルパイで許すと言われた。

もちろんいいよと答え、遊んだ。

日常会話。→←その次の日。



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海石榴《ツバキ》(プロフ) - 今更感すごいですが、完結しましたね。お疲れ様でした!今日読んで今日ハマって今日読み終わりました!とても面白かったです! (2019年12月23日 23時) (レス) id: 906a0c9fbd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スアール | 作成日時:2019年1月7日 11時

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