〜不可解な日常�機� ページ1
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良く晴れた日の午後
もう春だというのに辺りはまだ肌寒く、いつもなら片付けてしまうコタツもまだ私は片付けれていなかった
いつものように、特に見たいものがあるわけでもなく私はYouTubeを開き、動画の欄に指を滑らしていた
暫く見ていたが特に目ぼしいものはなく、はぁ……とため息を吐きながら私はスマホを閉じた
楽しみでしかなかった休日でもやりたいことがなければ、ただ暇を持て余すだけになってしまう
もう一日だけある休みを満喫するために、私は脳内で予定を立てながらゆっくりと瞼を閉じる
あらかたの予定を立て終わった頃には、私には緩い睡魔が襲っていた
その睡魔に身を任せようと、息をついた瞬間
ﾁﾘﾝ…………ﾁﾘﾝ………ﾁﾘﾝ………………ﾁﾘﾝ……………
本当に何度かしか聞いたこのとない風鈴の音がした
だが、今は風など吹いていない
緩い睡魔に身を任せるのを諦めて私は、風鈴のあるベランダへ足を向ける
未だ鳴りやまない風鈴の音
カラカラとベランダの扉を開けると、やはり風など吹いていない
だが、まだ生き生きとしている観葉植物の横に刺さっている風鈴の音は鳴りやまない
何かあるのかと思い風鈴に少しづつ近寄っていくと、ピタリと風鈴は鳴り止んだ
私はまだ触っていない
けれど、突然鳴り出した筈の風鈴は何事もなかったかのように、静かに植木鉢に刺さっている
小首を傾げ、心のモヤモヤを残したまま私は部屋に帰ろうとした
そう。帰ろうとしたのだ
だが、私は帰れなかった
なぜなら、私の肩に誰かの手が乗っていたからだった
この家には私しかいない
勿論、私の家はマンションだが、誰かがいた気配もなかった
怖いことは、見ないから怖いのだ
怖いことなどない。不審者だったら背負い投げでも何でもしたらいいのだから
なのに、私の体は動かない
何かに押さえられているのではない
本能が見てはダメだと、振り向いてはいけないと言っている
冷や汗が垂れる
私が動けない間にもその手は私の首を滑り、頬を滑りそして私の顔をゆっくりと上げさせていった
人の身長ぐらいの高さになるとその手は止まった
何をさせられるのだろう
怖くて仕方なくて私の目からは大粒の涙が溢れ落ちた
見れば怖くないそんな言葉を忘れて私はきつく瞳を閉じた
その瞬間何処からか声が聞こえた
？「閉じちゃﾀﾞﾒﾃﾞｼｮ?」
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水夜(プロフ) - わわわさん» こちらこそ見ていただきありがとうございます！！亀更新ですが頑張ります！ (2023年3月24日 22時) (
レス) id: dd88204017 (このIDを非表示/違反報告)
わわわ - 作品への参加、ありがとうございます！！豆知識もちょくちょく入っていて面白い！私自身らっだぁ運営さん好きなのでとても楽しく読ませていただきました！！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2023年3月24日 11時) (レス) id: 227f2d1e2c (このIDを非表示/違反報告)
水夜(プロフ) - 霊神さん» これからも様々な豆知識を入れていく予定です！腰へのキスの意味は本当です！これからもがんばります！ (2022年3月21日 23時) (レス) id: dd88204017 (このIDを非表示/違反報告)
霊神 - 俺らっだぁ運営さん大好きなんで嬉しいです。これからも頑張ってください(*´∀｀*)応援してます！腰へのキスの意味って本当ですか？初めて知りました俺ももっといろんなこと知りたいです！本当に頑張ってください！水液さん！ (2022年3月21日 20時) (レス) @page8 id: 6d457c5dc7 (このIDを非表示/違反報告)
水夜(プロフ) - ゆうさん» そうなんです！実はちょくちょく意味調べながら書いてます！ネタバレになりますが、次回はやっとらっでぃとのご対面です！ (2022年3月21日 19時) (レス) id: d3c4f80095 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水夜 | 作成日時：2022年3月8日 13時
