152,notice my feeling ページ29
ーside #1ー
山「はー…今日も疲れた…」
夜遅くまで続いたバッティング練習。
それが終わり、部屋に帰っていた時のこと…
……
山「ん?」
あ「…」
山「ったく…何しとんねんこいつはw」
ロビーにある小さなベンチ。
そこで、背を持たれるようにして眠っているうちの子猫の姿を見つけた。
風邪引くやろ、こんなとこで寝たらw
……
山「A〜?」
その時、彼女が手にスマホを持っていることに気付いた。
…また誰かと話してたんかな。
そう思うと、また胸がチクリと痛む。
山「よいしょっ…と」
俺はAの横に腰を下ろした。
よくよく考えたら、こんな人がよく通るような所で寝るなんて…どうかしてる。
山「襲われたらどうすんねん」
顔をじーっと覗き込んで、彼女にそう話しかけてみた。
山「俺の気持ち…少しは考えてって」
本当、いつになったら伝わるんやろう。
もしかしたら、一生このまま…
…そんなの、絶対に嫌や。
ちゅっ…
……
そんな事を思っていたら、いつの間にか俺は
彼女にキスをしていた。
ただ、誰よりも好きだって気付いて欲しくて…
山「__わー…俺何やってんのやろ///」
しかし、初めて味わったその柔らかさは、
俺にとって効果は抜群で。
自分のした行為を誤魔化すように、
急いで彼女を揺すり起こした。
寝ている女の子にちゅーするとか、
俺マジで最低やん!!
山「っA!起きて!」
あ「ん〜…あれ……哲人?」
やがて、Aは目をこすりながら体を起こした。
その行動一つ一つが、今の俺にとって凄く色っぽく見えてしまう。
あかん、これは本当に…
山「こんなとこで寝んなや。風邪引くで?」
あ「ごめん…てか、哲人…どうしたの?」
山「えっ?」
あ「顔、真っ赤」
嘘っ、顔にも出てる!?
どうしよう。消えてなくなりたい…
山「な、なんでもあらへんよw早く戻るで」
あ「え?う、うん…」
今まで彼女に抱きついたり、ちょっと悪戯したりするのは平気だったくせに。
キス一つでこんなに動揺してしまうとは…
山「余裕ないわ、本当に…」ボソッ
あ「…?」
気持ち伝わる云々より、
まず男らしくならなあかんなあ…
好きになったんなら尚更に。
あ「何かあった?」
山「な、なんでもあらへんって///
…Aのあほっ」
あ「えぇー…(-_-;)」
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雪(プロフ) - うみさん» ありがとうございます!すみません、ちょっと自分でも内容がふわふわしてて…w樹理くんも度々出していこうと思うので、これからもよろしくお願いします!! (2017年12月24日 23時) (レス) id: ec037349a7 (このIDを非表示/違反報告)
うみ - いつも読ませていただいてます!樹理くん推しなので色々複雑ですが、これからも応援してます。頑張ってください!! (2017年12月24日 23時) (レス) id: cb21b949a0 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 池田さん» 喜んでもらえてよかったですwこれからも頑張りますね( 〃▽〃) (2017年11月5日 19時) (レス) id: ec037349a7 (このIDを非表示/違反報告)
池田 - お忙しいのに、すぐに2人のお話、ありがとうございさました!読みながら、口角が上がりまくってました(ノ´∀`*)これからも頑張ってください。楽しみにしてます!! (2017年11月5日 11時) (レス) id: 480b435275 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 池田さん» ありがとうございます(>_<)更新遅くなるかもしれませんが、必ず書かせてもらいますので、少し待って頂けると嬉しいです! (2017年10月28日 21時) (レス) id: ec037349a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪 | 作成日時:2017年9月30日 13時