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#山田哲人 ページ34

その後、集合してまもなく
解散となった。

すると、


山「A」
あ「あ、哲人。」
山「///ちょっとこっち来て」


そういって彼は私の腕を引っ張って
グラウンドの隅の方にきた。


あ「どうしたの?」
山「お前、練習の時他の人達と
からみすぎやで」
あ「えっ?」
山「練習中にああいうのやめてくれ」


そう言われ、私ははっとした。
ただでさえ貴重な彼らの練習時間。
それを奪ってしまったかと思うと、
とてつもない罪悪感にかられた。


あ「…っ、そうだよね。猫の私なんかが…」
山「…A?」
あ「本当にごめん。もう、練習の時
近づかないようにする…」


そういって、その場から去ろうとすると__


ぎゅっと、後ろから哲人に抱きしめられた。



山「…ごめん、違うんや」
あ「えっ?哲人?」
山「別にお前が練習の妨害やなんて
いったわけやない…」
あ「いや、でも邪魔なのは事実__」
山「っだから!!///」


そういって彼は抱きしめる力を強めた。


山「……だけや」
あ「えっ?」
山「…Aが他の人と絡みよんの
見て、ちょっと妬いただけや///」
あ「!?///」


えっ、どういうこと!?
まさか、今日のいろんなこと、
見られてたの!!?


あ「まさか…見てたの?///」
山「当たり前やん。俺も同じ場所で
練習しよったんやし」


…確かにそうですよね。


すると哲人は私を自分と向かい合わせた。
そしてもう一度抱きしめなおした。


山「Aが急に人間になって、
チームのみんなお前の事変に意識し出して、
…坂口さん達とか、樹理たちも」
あ「そ、そんなこと…///」

山「でも、今の姿みたら誰でも
そういう気持ちになるで?…俺もそうやし//」
あ「はっ?え、どういうこと?///」
山「だから_」


すると哲人は、私の顎を上に向かせ、
自分と顔を合わさせた。


そこには、笑顔がまぶしい彼でも、
いつもの辛そうな彼でもなく、、、



山「お前を独り占めしたいってことやわ///」



真剣で、少し色っぽい、
一人の男の顔をした哲人がいた。



あ「あ、えっと…///」
山「なぁ、A。
キスしてもええ…?//」
あ「はぁぁぁ!?///」



何て発言しやがんだこいつ!!//


すると、哲人は片手を私の
腰に回してきた。


あ「っ!哲人…?///」
山「今日1日、我慢したんやで?
こんくらいさせてや…」
あ「いや、あの…//」
山「ごめん、もう無理…///」



そう呟くと、彼は私の唇に
甘噛みをするようなキスをした。





→次でラストです

#いつもの子猫→←#星知弥



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作者名: | 作成日時:2017年6月3日 0時

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