彼女が知ってる全て2 (Baekhyun) ページ5
you side.
高校に入って学校生活にも慣れてきた頃、私は学校で一番モテるとされている先輩に呼ばれた。
放課後の屋上。
扉を開けると柵に寄りかかって待つ先輩の姿があった。
『先輩…』
「Aちゃん！ごめんね、急に」
『いえ、それで話っていうのは？』
「うん…あのね、俺Aちゃんが好きなんだ」
『え？』
思ってもみなかった。
あの学校一モテるルハン先輩が、私なんかを好きになるなんて…
「だから付き合ってほしい」
私も先輩が気になっていたのは正直な気持ちだ。
でもそれが好きに繋がるのかと聞かれると、首を傾げてしまう。
「…るぅのこと、嫌い？」
今にも泣きそうな顔で言ってきた。
…女子か！かわいすぎんだよ！
『いや、嫌いとか全然！むしろ気になってましたし…』
なんとか誤魔化せた？
「本当？なら良かった…じゃー、いいよね？今日からAちゃんは俺の彼女ね！」
『え？あ、あの』
「拒否権なーし！」
そして、半ば強制的に付き合わされた。
でも、それから先輩はいつも優しくて、気を使ってくれて、毎日送り迎えしてくれるし。
なんだかんだ、やっぱモテる男は違うなーなんて思ったり…
それから付き合って1ヶ月経ったくらいに久々お昼は屋上で過ごそうと1人、屋上に向かった。
扉を開けて、定位置に座って一度寝転がる。
あー…やっぱ高いとこからの風は気持ちいい。
「ん…ちょ、ねぇ…誰か、来たら…まずいよっ…」
小さく聞こえてきた声。
それは女の子で、あーあ…こんなとこで。
なんて、呑気に考える私。
「大丈夫。誰も、こないっよ…」
男も…何を根拠に言ってんだよってね←
にしても先輩に声似てるなー…
なんて思いながら、弁当をつつく。
「くっ…ナウナ…締めすぎっ」
あらら、ナウナちゃんダメ出しされちゃった←
「だって…ぁんっ、る、はんおっ、ぱの…おっきぃっ」
え？何？
…今何おっぱって言った？
違うよね？別の人だよね？
それから毎日私はお昼に屋上に向かった。
そしたら毎日違う子を抱くルハンオッパがいて…
それでも、分かってるけど、言い出せなくて…
あんな先輩でも、私のこと愛してるって言ってくれるから、錯覚を起こして…
私はまだ、先輩の愛しか知らないから…
他との違いも分からない…
でも分かってる。こんなのダメだって。
それでも何も出来ない自分にイラついて、最近はいつも屋上か家で泣く。
情けないけど、辛い。
こんなの早く終わればいいのにって思ってしまう。
誰か、助けて…
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sumin(プロフ) - あやさん» あやさん！コメントありがとうございます！嬉しいですっ！リクエストもちろん大丈夫です！曲も決めていただくと書きやすいです！ (2014年8月4日 23時) (
レス) id: e708c917b9 (このIDを非表示/違反報告)
あや - すごいです！あの、リクエストで…チェンとの死ネタ話…できますか？あと、曲もリクエストできたりしますか？ (2014年8月4日 13時) (レス) id: d8f3f38659 (このIDを非表示/違反報告)
sumin(プロフ) - アムさん» アムさん！ありがとうございます！頑張ります！何かリクエスト等あればいつでも仰ってくださいね！ (2014年4月14日 23時) (レス) id: e708c917b9 (このIDを非表示/違反報告)
アム(プロフ) - はじめまして！すっごくすきです！大変かと思いますが、更新がんばってくださーい！ (2014年4月14日 12時) (レス) id: 13cae9ab82 (このIDを非表示/違反報告)
sumin(プロフ) - 神さん» 神さん！コメントありがとうございます！一応今それぞれの小説の一番最後に曲名と歌手名を書きました。何かリクエストなどあれば是非お願いしまーす！これからも読んでくださると嬉しいです！ (2014年4月1日 16時) (レス) id: e708c917b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sumin | 作成日時：2013年11月12日 0時
