バレずに ページ2
「ああ…この子は…、えーっと」
ジス君が私を背中に隠してジョンハン君と向き合う。
私はジョンハン君にバレないように深く帽子を被る。
「なになに、俺に隠し事？」
「友達だよ。友達」
「ジス、女の子の友達なんてめずらしいじゃん。紹介してよ」
ジス君は私を先に電車の中に追いやる。
「この子すごいシャイだから人の顔見て話せないんだよね。また今度」
「えーずるい、なんで隠すの」
電車に乗ってる中、ジョンハン君は必死で私の顔を見ようとしてきたけど
ジス君が「だから、ダメ」と止めてくれていたおかげで、バレずに電車から降りることができた。
「絶対今度紹介してよー！」とジョンハン君は叫んでいてジス君は「はいはい」と手を振っていた。
初めて二人が絡んでいるのをみたけど、改めて仲がいいんだなってことを実感した。
ジス君はアトリエにつくと、バスタオルとドライヤーを貸してくれた。
それと温かいココアを出してくれた。
「ありがとう」
「うん、あ、服が僕のしかないんだけどよかったら」
「ありがとう、着てくるね」
そう言ってジス君は、パーカーとジャージを貸してくれた。
「だいぶだぼだぼだねー」
着てみたらやっぱり大きかったけど、ジス君がズボンの裾をまくってくれてちょうどいい長さになった。
パーカーからは甘いいい匂いがした、たぶんジス君の匂い
私がタオルで髪を乾かしていると
「僕も手伝うよ」とジス君はドライヤーを私の髪にかけてくれた。
優しく細い指先が私の髪を梳き通って
少しだけドキドキした。
「はい、OK〜」
ジス君て英語の発音良すぎだな
「ありがとう」
「はい。ところで、何があったのか正直に言ってもらいましょーか」
後ろを振り返ると、真剣に私を見るジス君がいた
「なんでもないよ」
「なんでもなくないでしょ」
そのお兄さんみたいな言い方、なんだか見透かされている気がしてジス君に嘘はつけない気がした
「ユジョンさんに水かけられたんでしょ？」
それに私は押し黙って出てきた言葉は
「ジョンハン君には、言わないで」
ジス君は私の気持ちを察してくれているようで「うん、分かった」と言ってくれた。
「けど、こんなことされて僕は放っておけないよ。彼女のこと」
心なしかジス君は怒っているように見えた。
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むにんじ(プロフ) - はじめまして！めっちゃ面白いです！(TT) 更新をとても楽しみにしております！(*¨*) (2018年3月4日 3時) (
レス) id: bcb6da5422 (このIDを非表示/違反報告)
ふうな - 最近更新されてないみたいですが…この作品とても好きです!続き出るの待ってますね! (2018年2月18日 22時) (レス) id: 74ebbb124c (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年1月31日 19時) (レス) id: 3c905d885d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sua | 作成日時：2018年1月31日 19時
