【鬼灯の冷徹】社畜は死んでも働きます！ (ページ7)

今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:23,056 hit

祝！お仕事が見つかりました！ページ7

いきなり誰か来たんだけどって思ったらなんか知ってるぞこの声

「ちょっと何いきなり来てんのさ！僕がAちゃんと話してたのに！」

「何って、仕事以外でこんなところに来るわけないでしょう！」

あっ思い出した

この人閻魔殿のいい声の人だ

「そうです、私がいい声の人です。Aさん、働きたいならぜひ私の所へ」

「おい待てよ！Aちゃんは僕のところに働きに来たの！」

わー、わー、板挟みってこんな感じなんだ

って結構ド派手なバトルしてね？店だいじょぶそ？

あーあーあードッカンガッシャンやっちゃって

うさぎさん達もびっくりしてるし……ここは私の出番では？

「やめて！私のために争わないで！」

うふふ、1回行ってみたかったんだよねー、これ

あっ2人とも喧嘩やめた？

……やめたというか、白澤さんがKOされたというか

「………フッ」

……良い声でバカにされた気がする

「はあー、そろそろ本題に入っても？」

「は、はい」

この人たちのせいで本題に入れてなかった気がするんだけど

「今地獄では人手不足が至る所で起きているのですが、よくよく見てみると８割の所は雑用のようなものがなければ全然人は足りているんですよ」

ほうほう

「そこで、」

バンッ！！

うわっ！いきなりおっきい音出さんでよ！机割れてるし！

「あなたに日替わりで色々な部署の雑用係をしてもらいたいのです」

「なるほど、いいですよ」

「ちょっとまったあー！！」

あ、白澤さん起きた

あーあ、イケメンフェイスに鼻血垂らしちゃって

「僕のところも人手不足なんですけど！」

「先日桃太郎さんが入ったでしょう？豚にこれ以上人手はあげられません」

「ほんとなんだよ！最近見習いの子がどんどん独り立ちしちゃったの！」

「……はあああぁぁぁ」

うわっ、バリトンボイスのため息えっぐ

「しょうがないですね、Aさん、天国も追加してもいいですか？」

「はい、全然大丈夫です」

正直、働ければどこでもいいし

「それでは決定です。Aさん、細かいことは後日……いえ、この後空いてます？」

「はい、めっちゃ空いてます」

「それではこのまま閻魔庁へ行って説明します。なにか質問は？」

「あ、えと、お名前伺っても…？」

「ああ、失礼しました。閻魔大王の第一補佐官、鬼灯です」

「鬼灯さん……これからよろしくお願いします」

「はい、こちらこそ」