べっぴんさんから滲み出るあのオーラって何？フェロモン？ ページ14
さてさて、寮に着きましたよ！
「A、こっちが男子寮で、反対側が女子寮。女獄卒が誰か迎えに来るって聞いたんだけど……」
誰もいないねえ……閑散としてらっしゃるわ
「俺らじゃ女子寮入れないもんな」
まあその見た目なら……うん、ギリセーフっちゃセーフな気もするけど
ん？なんか向こうからすっごい美人オーラ発したお方が走ってきてる！？
「ごめんなさい、遅くなっちゃったわ」
「お、お香さん！」
わあああ色っぺえ！！何がとは言わないけどたゆたゆしてる…たゆたゆ
「ここからは私が案内するわ。二人ともありがとう」
「い、いえ！全然！えへへへへ」
あれまあ！唐瓜さんデレデレに溶けちゃって！！
「ちょっとちょっと茄子さん、唐瓜さんってもしかしてこの方のこと……」
「うん！好きだよ！」
「おいそこ！何二人で話してんだよ！」
「べ、別にぃ……」
ひょえ〜おっかねえっす唐瓜さん
「それじゃあ行きましょうか」
「は、はい！よろしくお願いします。唐瓜さん、茄子さん、ありがとうございました！」
「はーい！」「またなー！」
あ、手振ってくれてる！私も振り返そ
「呼び方、Aちゃんでいいかしら？私のことは、お香って呼んでね」
「はい！お香さん」
「うふふ、Aちゃんのお部屋は三階なんだけど、その前にお風呂とか売店とかの案内しちゃうわね」
ほえー、お風呂も洗濯機もちょっとしたお店もあるんだー！結構豪華じゃーん！
「ここがAちゃんのお部屋よ。壁とかは剥がしちゃいけないけど、基本的に自由に使ってね」
「わあー！ありがとうございます！」
思ってたより広い！綺麗！最高！
「門限とかはないけど、掃除当番があるから後で玄関の表を確認してね」
「はい！」
今すっごいワクワクしてる！修学旅行の小学生並に！
「そういえば、Aちゃんって明日の仕事場所決まってるの？もし空いてたら衆合地獄のお手伝いをしてもらいたいんだけど」
「えっと……明日は午後の指示がまだなので、恐らく午後からなら空いています」
「なら良かったわ！明日は小学校の授業参観があってね、お休み取った人が多くて困ってたのよ」
「私でよければぜひお手伝いさせて下さい！」
いやー、こんなべっぴんさんのお手伝いができるなら、私！一皮も二皮も脱いじゃう！！
「ありがとう、Aちゃん。鬼灯さまには私から伝えておくわ」
「分かりました」
よし！明日も張り切って頑張るぞー！！！
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：るんらるんら | 作成日時：2021年8月13日 21時
