大切なことはすべて君が教えてくれた

5**shuta sueyoshi ページ5

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「あ、こいつは秀太ね！末吉秀太！」



「す、末吉さん……((ｶｷｶｷ」



「んで、音楽聞いたりTVみたりしないの？」



「えっと……」



チラチラマスターを見ながら話す彼女



するとマスターが



「勉強忙しいし、忘れっぽいからあんまり見ないんだよね？Aちゃんは」



「そ、そうなんです！そういうの疎くて……」



えへへ、と笑う彼女



「そっか〜！いい歌あるから今度教えてあげるよ」



ってちゃっかり宣伝してる日高(笑)



そこからはたわいもない話をして


先に彼女は帰った



「俺らも帰ろうか」



日高にそう言い、帰ることにした




帰り際……



「なんか、不思議な女の子だな」



タクシーの中でそうつぶやく日高



「謎だな」



そう返す



「うわ、珍しい。
やっぱちょっと秀太も気になってんだ？」



そうにやにやしながら話す日高



「別に」



そう答えるけど



正直気になってるのは確かだった

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