二百四十五話、キス ページ48
ゆっくりと座って、またローを見上げる。
やっぱりちょっと気まずいな…
黙ったまま私を見下ろすロー。
何も言わないんだったら、と私は一つ思ったことをいった。
「ねぇ、足の手当てしてくれたの、ロー?」
ロー「………あァ、まあな…」
なんだ、最初の間は…
そう思いながらも、ありがとうと言うと照れたのか顔を逸らしながら「別にいい」と言った。
「……あ、のさ…」
ロー「…何だ…」
「…ローにはいっぱい借りがあるね…」
ロー「……」
「…あの時も…今日も…助けてもらった…ありがッ」
え?ちょっと、え?
今されたことに気がつくのにはそう時間はかからなかった。
今もしかしてローに抱きしめられてる?
「…え、ロー…どうし「あの時は…」…え?」
よく言葉が遮られるな…
ロー「あの時は…悪かった…」
ローの抱きしめる力が少し強まる。
あの時…思い出すと少しだけ体が震える。
「………う、ううん…別に…」
ロー「…つい…カッとなって…本当にすまなかった…怖かっただろ…」
「…ごめん」と小さく漏らして、私の頭を優しく撫でた。
「…大丈夫だよ…私も、ごめん…」
ロー「お前は別に悪くない…
おれが勝手に…
嫉妬しただけだ…」
「………え…」
そういうとローは抱きしめるのをやめ、私を離した。
嫉妬…って…
「…え、ロー…!
しっt「……」」
ちゅっ
「……え」
まただ。
何が起こった?
ただローが離れたと思ったら、また近づいて、ローが…
私の額にキスをした。
「えぇ、ちょ!?////」
キスされたおでこを手で抑える。
一気に顔が熱くなった。
多分、いや絶対今顔は真っ赤だろう。
そんな私を見て、ローはふっと笑った。
ロー「これで今までのことはチャラだ…」
そう言い残すと、唖然としている私の頭をぐしゃっと撫でて一人残しまた皆の元へ戻って行った。
「……はぇ…?///」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ドンペリ - のひなさん» おお！ありがとうございます！！送ってもいいのですか？ (2014年6月12日 7時) (
レス) id: 082c0ad46a (このIDを非表示/違反報告)
のひな(プロフ) - 是非ともお話したいです！！よろしくお願いします＿|￣|○IDはunderber2000です。 (2014年5月19日 17時) (レス) id: 786693bd10 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - 凡人さん» 届きました!ありがとうございます! (2014年3月29日 17時) (レス) id: 082c0ad46a (このIDを非表示/違反報告)
凡人(プロフ) - ドンペリさん» メール送りましたー届きましたかね？ (2014年3月29日 12時) (レス) id: a0d916e218 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - 凡人さん» すいません!ちょっと無理っぽかったんで、私のメアドに送ってもらっていいですか? (2014年3月29日 0時) (レス) id: 082c0ad46a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年8月16日 20時
