二百三十七話、やっぱり好き ページ39
「……ほんっと馬鹿だ…」
そう呟いた瞬間。
スモ「………
…わりィ…
………A…」
「!!!??」
俯いていた顔をばったあげる。
スモー…カー…さん…?
幻聴…?
勢いよく振り返ると、ちょっと遠くのところにスモーカーさんがいた。
こっちを向いてはくれてないのにまた胸が痛んだ。
でも、そんな痛みよりも私は嬉しさの方が多かった。
「……スモーカー…さん…」
涙で視界が悪い。
今の私の顔をぐちゃぐちゃだ。
ひどい顔だろうな…
そう思い、止まり出した涙をまた拭う。
「……スモーk「A…」…な、何…?」
もう一度名前を呼ぼうとしたら、逆に名前を呼ばれた。
そんなことだけで、私はまた嬉しくなってしまって
ほんと大好きなんだなった実感する。
すると、スモーカーさんはやっぱり振り向かずに言った。
スモ「……今回のことが…全部片付いたら…」
「……うん…」
スモ「………話したい…ことが、ある……」
「!!?
………うん…」
私が静かに返事をすると、また沈黙になった。
話って…何だろう。
少しだけ考えてみる。
「………」
いい方にも悪い方にも考えが行く。
でも、悪い方にいったとしても、とりあえず自分の気持ちは伝えよう。
好きだって
本当は今すぐにでも言いたい…
抱きしめて欲しい
けど…ね…
また涙が出そうなのを堪えていると
スモ「………足…」
「…え…?」
足??
スモ「………大丈夫か…?」
「!!!??
……な、何で…」
え、なんで知ってるの…!?
勿論誰にも言ってないはずなのに…
スモ「………無理…するな…」
するとスモーカーさんはそう言い残し、また進んで行った。
私は何も言わずただ立ち尽くし、遠くなって行き、角を曲がり見えなくなった後ろ姿を見ていた。
見えなくなるとそっと視線を落とす。
「…………そういえば……いつだって…スモーカーさんだけは……
…怪我してるの……見破ってたっけ…」
ふと笑みがこぼれる。
足の痛みもなんだが和らいだような気がした。
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ドンペリ - のひなさん» おお！ありがとうございます！！送ってもいいのですか？ (2014年6月12日 7時) (
レス) id: 082c0ad46a (このIDを非表示/違反報告)
のひな(プロフ) - 是非ともお話したいです！！よろしくお願いします＿|￣|○IDはunderber2000です。 (2014年5月19日 17時) (レス) id: 786693bd10 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - 凡人さん» 届きました!ありがとうございます! (2014年3月29日 17時) (レス) id: 082c0ad46a (このIDを非表示/違反報告)
凡人(プロフ) - ドンペリさん» メール送りましたー届きましたかね？ (2014年3月29日 12時) (レス) id: a0d916e218 (このIDを非表示/違反報告)
ドンペリ - 凡人さん» すいません!ちょっと無理っぽかったんで、私のメアドに送ってもらっていいですか? (2014年3月29日 0時) (レス) id: 082c0ad46a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドンペリ | 作成日時：2013年8月16日 20時
