9話 ページ10
『あ、ごめんなさいッ…(小声)』
やっべぇ…何撫でてるんだ私！？
いやあれだよ、その〜、ね？…母性本能が働いちゃったんですよ…。はい……
pi「あ、いや、別に…」
いや引いてますよね！はいそうですよね！！
思ってたより優しかったよありがとう！！！
『じゃ、じゃあピースさんはいろんな毒を作ってみたり毒の量を調整したりみたいな異能研究してる所に行ったほうがいいかな？別に他のところでも大丈夫だし、異能の特訓は毎日やるから知ってるかもだけどこの記録表に次はどこの訓練場に行くかを書いて先生に授業が終わったら提出してね。ここには今回できるようになったこととか反省点も書いてね。この紙は先生が後で渡してくれると思うから自分で取りに行っておいて。じゃあそろそろ授業も終わるし先生の所戻ってね(小声)』
よし！これで地獄を乗り切ったぞ！！
うん……？
『ピ、ピースさん？戻ればいいんだよ？』
pi「え？Aさんと一緒に行くんじゃないんですか？」
私と…！？
いや、だってそろそろ皆集まってると思うし流石に二人で帰るのはちょっと…
見られたら何かが終わる！(確信)
『ちょっと逆方向にいる先生に報告したいことがあって…』
pi「じゃあ俺もついてきますよ？」
ねえ君！さっき一緒にいた女子に嫌そうな顔してなかった！
君女嫌いだよね多分！！
…ここは私の身の安全を取ったほうがいいね。
ここは仕方ない…かな？
マスクに手をかけて少しずらす。
小声ではなく皆が話しているくらいの声で…
『…そろそろ時間だし【戻ったほうがいいと思うよ】』
あれ？
pi「今なにかしましたか…」
こ、コレは…
”ヤバい”かもしれない！！！
syp side
Aさんともう少し一緒にいたい。
いつもなら女なんてキャーキャーうるさくて一緒にいたいなんて一切思わないのに。
そういえばAさん俺にキャーキャー言ってないななんて思いながら、嫌そうな雰囲気を醸し出しているAさんを誘う。
大方できるだけ一緒にいたくないのだろう。
するとAさんはどこか諦めたように肩を下ろし俺に目線をしっかり合わせる。
いきなりどうしたのかと思うと、彼女はマスクを少しずらして言葉を放つ。
『…そろそろ時間だし【戻ったほうがいいと思うよ】』
その瞬間足が一歩無意識に下がる。
戻ったほうがいい、戻らなければなんて思考が霧のように脳内を覆う。
ちょっとした違和感。
なのに本能が言っている。
syp「今なにかしましたか…」
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スイ(プロフ) - 東城彩さん» そう思ってくれてありがとうございます！これからも更新作者が飽きない限りがんばります！！ (2023年1月6日 18時) (
レス) id: e5b7e97858 (このIDを非表示/違反報告)
東城彩(プロフ) - コメント失礼します。もう、なんか、言葉に表せないくらい好きです！主人公の性格っていうんですかね？凄く好きです！応援しています！頑張ってください！ (2023年1月6日 17時) (レス) @page20 id: f1f6335713 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ルーアさん» 読んでくださってありがとうございます。そう思ってくれて嬉しいです！初コメントありがとうございます！！ (2023年1月5日 18時) (レス) id: e5b7e97858 (このIDを非表示/違反報告)
ルーア - 読んでてすごく心躍る作品ですね！更新楽しみにしてます！幸せなひと時をありがとうございます。 (2023年1月5日 18時) (レス) @page20 id: 029ea983b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいうえおかし x他1人 | 作成日時：2022年12月27日 12時
