1話 ページ2
「それでねー今日幹部様が…」
「ちょっとこのメイク道具やばくない！…」
「あ”〜！誰かノート移させて！！」
『はぁ…』
ここ、異能力養成学校は軍事力最強国家と名高い我々国が希少性C以上の異能力を持つ15歳の子供を集め3年間他の高校とは少し違い、異能力の使い方を知ったり訓練する機会が多い。まぁ、言ってしまえばほぼ普通の高校だ。
異能力は血筋が関係することが多いらしく、どうにも金持ちが多い。そんななか両親ともに他界しているTHE一般人の私A・ディヴァもこの異能力養成学校に通っている。正直行きたくはなかったのだが、高校に進学しないといい職場に入れないし、だからといって両親ともに他界、頼る人などおらず一人暮らしをしている私は、授業料やら食費やら家賃やらを全額負担してくれるここに通う他なかったのである。
はじめは全額負担とかこの学校大丈夫か？と思ったが、国の代表が直々に取り締まってるからか、媚を売ろうと大量の寄付金が送られているらしく心配のしの字もなかった。
そんなちょっとしたお貴族学校に通う私はクラスではいわゆる陰キャ。少し違うのは陰キャだがほぼいじられないしいじめもされない。そう、まるで空気のような存在ということである。
まぁ正直目立ちたくはない。本当の異能力が正直えげつないので、異能力も嘘をついているのだ。目立ちたいわけがない。
二年間学校に通っているにも関わらず、いつも本ばかり読んでいるからか友達と呼べる人はいない。部活も入ってないしいつも勉強してばっかなのが悪いのか？いや、貴族と友好関係結んだら後々面倒そうだしいっか？
そういえば昨日はちょっとした災難だった。
実は私、最近…というかおそらく昨日、制服のリボンをどこかになくしてしまったのだ。
そんな事あるか普通！？と思ったが、方向音痴＆忘れ物の天才こと私なら当たり前だろう。うん…。
学校のイベントで乗った大型馬車に傘を忘れてしまったり、筆箱を忘れたり、何なら家にバッグ丸ごと忘れて気づかなかったりしたのだ。それに比べればマシだ。
まぁ、予備のリボンはあったし良いだろう。だが、昨日は確か”あそこ”に行ったのだ。もしあそこに落としてしまったら最悪だ…。
まぁ、私は念の為全ての持ち物に異能力を強めに毎日かけて、探知系は絶対効かないようにしているし大丈夫だと信じよう…。まずあそこに落としたとも限らないし！
＿＿＿＿＿憂鬱な月曜日が今日も始まる
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スイ(プロフ) - 東城彩さん» そう思ってくれてありがとうございます！これからも更新作者が飽きない限りがんばります！！ (2023年1月6日 18時) (
レス) id: e5b7e97858 (このIDを非表示/違反報告)
東城彩(プロフ) - コメント失礼します。もう、なんか、言葉に表せないくらい好きです！主人公の性格っていうんですかね？凄く好きです！応援しています！頑張ってください！ (2023年1月6日 17時) (レス) @page20 id: f1f6335713 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - ルーアさん» 読んでくださってありがとうございます。そう思ってくれて嬉しいです！初コメントありがとうございます！！ (2023年1月5日 18時) (レス) id: e5b7e97858 (このIDを非表示/違反報告)
ルーア - 読んでてすごく心躍る作品ですね！更新楽しみにしてます！幸せなひと時をありがとうございます。 (2023年1月5日 18時) (レス) @page20 id: 029ea983b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいうえおかし x他1人 | 作成日時：2022年12月27日 12時
