末澤専用セコム。【男主】 (ページ5)

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「なぁなぁ、さっき何話しとったん？？」

リチャを見送り、隣に居た佐野に聞く。
盛り上がっとって話の内容が気になった。

佐「あぁ、今日の夜せ…」福「ギャグギャグー！晶哉からギャグが生まれそうギャグ！」

「え？大晴煩い。」

佐「あー、今日の夜せんべいだけ食べて過ごそうと思ってたんです！」

…そんなんだけであんな盛り上がる訳ないやん。

佐野はあかんわ、もっと教えてくれそうな人の所いこ。

佐(大晴くんナイス！)

福(誠也くんに煩いって言われた…。)

「なーなー、正門。」

正「どないしたん誠也くん。」

「俺が向こう行っとった間何話しとったん？」

正「あぁ、誠也くんは気にせんでえーからね。」

「…うん。」

何なん、何で誰も教えてくれんの？
俺だけ仲間外れやん。

醜い顔を見られたくなかったので小島の背中で顔を隠す。

俺、何かしてもたんかなぁ？
モヤモヤした気持ちが残ったまま撮影が終わった。

「…ふぅ。」

今は風呂の中。

何で今日俺だけあかんかったんやろ。
俺、知らん間に何かやってもうたんかなぁ？

もしかして俺、嫌われてもたんかな？

湯船に自分の涙が溶けていく。

…いつまでもウジウジしとったらあかんわ。Aに心配かけてまうし。

明日頑張って皆に聞いてみよ。悪い所あるんやったら直す努力するし。

気持ちに整理が着いた所で風呂をあがった。

タオルで髪を拭いていると玄関からAの声が聞こえた。

誰か来とるんやろか？
とりあえず玄関に向かう。

「A誰か来とんー？

…あ。ど、どないしたん…？」

佐「誠也くん！」

玄関に立っていたのはメンバー。
何で急に…。こんなすぐにとか俺、無理。

何も言えず、立ち止まっていると

『…お前らか、誠也兄ちゃん傷つけたん…！！』

とAが聞いた事も無い低い声で喋った。

てか落ち込んどったんやっぱ気付かれとったんか、俺もまだまだやなぁ。

小「き、傷つける？俺ら誠也くんに何もしてへんで？」

『いや、絶対お前らや。帰ってきてからも今も元気ないねん。
何うちの兄ちゃん傷つけてくれとん？』

福「誠也くん俺ら知らん間に何かしてました…？」

皆の視線が俺に向けられる。…怖いけど言わなあかん。

「…やって今日俺だけ話教えてくれへんかったやんっ…！
聞いても答えてくれんし…！

もしかしたら俺嫌われとんかなって、今まで通り居ったらアカンのかなって。

怖かったんやもん…！！」