末澤専用セコム。【男主】 (ページ12)

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『絶対別れさせたる…。』

そう言いながら泣いているAくん。
誠也くんはしまった、と顔に手を当てていた。

あかんこの兄弟。2人とも可愛らしい。

末「ごめんなA、不安にさせてもて。
俺には恋人なんて居らへんよ。」

『う、嘘や！おるってそいつら言いよった！！』

正「ごめんな、俺らの勘違いやったみたい。」

『…でもでもっ！そいつ誠也兄ちゃんの恋人やって言いよったし！！』

Aくんの指の先はなんと西畑でして。

佐「う、嘘やろ誠也くん…ほんまなん…？！」

末「やから違うって！」

正「何で大吾なん、俺にしましょうよ。」

末「何でそうなるん？！」

福「嫌や…別れさせたる！！Aくん同盟組も。」

『喜んで。』

末「別れさせるも何もないから。」

リ「お前ら落ち着けって。末澤困っとるやろ？」

末「りちゃぁ、」

リ「何回も言うけどこいつの恋人俺やから。」

末「ちょっと待て、」

小「誠也くん俺の事は遊びやったん？信じてたのにっ！」

末「小島ややこすんな！」

全員にツッコミし終えて息を切らした誠也くん。
次の瞬間

末「大吾おおお！！」

とめっちゃ叫ばれた。

なになに？名前叫びたい位西畑の事好きやった？
んもぉ、素直やない「しゃらっぷ！！」

末「なに勝手に付き合っとるて言うとんねん。」

「ちゃうちゃう、西畑は『(もうすぐ)誠也くんの恋人やで』て言うたの〜。」

お怒りでも何も言い返せないのか黙り込んだ誠也くん。

不思議に思った佐野が顔を覗き込んだ途端、
誠也くんを抱き締めた。

もちろん全員パニック。

すぐに離れたけど驚きが隠せない。

末「…とりあえず大吾は置いといて、

俺には恋人居らへんの。分かった？？」

『…ほんまに？』

末「ほんまやって。俺がAに嘘ついた事あるか？」

『ない！！』

末「やろ？やから俺には恋人居らんで。」

『〜、誠也兄ちゃん好き！！！』

誠也くんに抱きついたAくん。

『学校休んでごめんな？』

末「明日からちゃんと行きや？」

『うん！！』

「これにて一件落着☆て訳や！」

末「大吾覚えとけよ。」

P.S.

「佐野ー、何で誠也くん抱きしめたん？」

佐「秘密です！」

佐(あんな顔真っ赤なって…。可愛かったけど腹立つなぁ。)

末(大吾ストレートに言い過ぎやねん阿呆。)

作者生きてますテス勉だる。
受験生なので不定期更新ごめんなさい。

お気に入り＆評価＆hit数ありがとござます！