表には裏があるよねってはなし

4 放っておいて ページ4

「そうそう、私なんてほっといてくれていいから。

　こんなことされたからって、やめるわけないし。」

佐「本当に腹が立つね？もう一回蹴っていい？」

茜「だめだよっ！！ここは学校だし、、、ね？

　 先生に見つかったら佐久間くんが危ないよっ」





何故かちょっと慌てている茜が

小走りで近づき、さっくんの腕に自分の腕を絡ませる。

自分より身長が低い茜を上から愛おしそうに見下ろす彼。

あー、好きなんだね。さっくん。茜のことが。





でも、なんでだろ。

私がどれだけ茜のことをいじめても誰も何も言わないの？

普通、クラスの誰かが止めに来たりしてもいいんじゃないの？

って思うけど、いつもくるのは9人だけ、、、。





目「おい、」






さっきは、ちょっとだけ優しかった蓮も

いつも通りの冷たさに戻ってしまった。





「なに？ごめんけど、授業あるし教室行くから。」





さっき、蹴られたしこれ以上何かされるのも

嫌だからとりあえずこの場から離れることにした。


まだ、午前中だし時間はいっぱいあるから

ここで引いても怒らないでください、と願って。





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2022/11/24 19:15

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