表には裏があるよねってはなし

24 本当のこと。 ページ24

渡「泣くなって！

　 俺まださっき話聞いたばっかりだし

　 あんまりわかってないけど

　 これからすずが話そうとしてること

　 俺も聞いていい？」

「うん、聞いてほしい、、翔太にも。」





そして私は話し始めた。





「みんなには言ってなかったけど

　お父さんの会社が突然つぶれてしまって

　最初はよかったんだけど、このまま

　貧しい中暮らしていく私たちを見てられないって

　二人とも出ていったんだよね」

阿「あんなにすず達のこと大好きだったのに、、」

「大好きだからこそだったとおもう。

　離れていったのは悲しいけど

　二人は何にも悪くないって私は思ってる。

　私もバイトを始めて二人で暮らしていけるように

　頑張ってたんだけど、どう頑張っても

　お金は足りなくて。

　そんなときに茜から声をかけられたの」





友達になろうといってくれたこと

だけどそれは嘘で本当は別の理由があったことを伝えた。





「最初は断ったんだけど、お金あげるからって言われてね？

　ずるいよね、。
　
　私がお金で困ってること知っててそう言うんだから、、、」





無意識に、ぎゅっとスカートの裾を握っていたみたいで

それに気づいたふっかが自分の手を重ねて

ほどいてくれた。





「それでお金を受け取ってしまって、、、

　次の日校長先生に呼ばれたと思ったら

　茜が学校に多額のお金を振り込んでいて

　そのままSnowManを抜けることになったの」

渡「抜けたならそれで良くね？

　 なんで茜をいじめたりしてんの？」




少し言い方は怖いけど

単純に気になって聞いている翔太に答える





「茜にとっては私は邪魔なんだよ

　私が離れたあともみんなは私のことを

　心配してくれてたんでしょ？」

阿「あたりまえだよ

　 あんな抜け方されて凄くびっくりした」





茜にとってはそれが嫌だったんだよというと

さすがにため息をつく３人。

茜は自分が心配されるべき人だと

みんなにわからせるために私を利用して

いじめをはじめた。

そうすれば私もみんなから嫌われるし、と伝える。





「これが私が茜をいじめてる理由かな、、、」





そのあとも何で私が今怪我ばかりしているのか

一通り話終えた時には３人は下を向いていた。





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