表には裏があるよねってはなし

14　絆創膏 ページ14

宮「、これ」





ふっかと照が少しだけ言い合いをしていて

阿部ちゃんが仲裁に入っている。

そんな中、茜に寄り添って

各々大丈夫？と声をかけたりしている時に

スッと近づいてきて私の手の中に何かを握らせて

すぐに戻って行った涼太。

見てみると大きめの絆創膏。

さっき、さっくんに叩かれたほっぺは

赤くはなっているけど時間が経てば大丈夫そうなのに？

あ、昨日蹴られた方に貼れってことか。

女の子がそんな顔して歩いちゃダメだよって

彼なりに心配してくれているのか少しだけ嬉しくなる。

最近、ちらほら誰かに優しくされることが増えて

SnowManの中心にいる茜が羨ましくなる。

私も多分みんなからこんな風に見られてたんだよね。





「茜、また放課後。いつもの場所で」





わざとみんなに聞こえるように言う。

さっきは、みんなにバレたくないと思ってたけど

少しくらい嫉妬したっていいよね。

あーでも、そんなこと言ってる自分が

放課後が1番怖い。絶対殴られる。

やっぱり言わなきゃよかったかな、





佐「茜、放課後って？いつもの場所ってどこ？

　 まさか、学校じゃないところでも何かされてる？」

茜「ちょっと、落ち着いて佐久間くん！」

向「俺たちがいないところで何かされてる方が無理！」

茜「ねえ、向井くんも！大丈夫だから、何にもされてないよ？」





もっとみんなが問いただして茜が困ればいい。

今、私のことなんて誰も気にしてないみたいで

目立たないようにその場を後にした。





ブーブーブーブーーー

授業の休み時間、着信で携帯が震えたのに気づき電話に出る。





「なに」

茜「あんたが言ったんだから放課後ちゃんと来なさいよ」





それだけ言って切れた電話。

あーあ、、私的には何も用事は無いし

ただ茜を困らせたかっただけで言ったけど

まぁ仕方ないか、、、。








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2022/11/26 23:02

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